International Business Machine(IBM)株を購入しました。

@161.06で30株。日本円で約53万円でした。

 

 

 

4月17日、IBMの第1四半期決算が公表されました。結果は良くなかったです。

売上高は前年同期比2.8%減の181.6億ドルで市場予想の183.9億ドルを下回りました。これで20四半期連続の減収決算です。

非GAAPの調整後EPSは2.38ドルで市場予想の2.35ドルを上回りました。

決算を受けてIBM株は大きく売られ、19日には前日比6%を超えて下げる場面もありました。減収に加えて、粗利率が低下していることが投資家の失望売りを誘発したようです。(まあ決算前からIBM株は売られて気味でしたが。)

IBMのクラウド事業がどう成長するのか、基盤のITサービス事業がどうなるのか、将来のビジネスの成長はちょっと読みにくいです。てか素人の私には読めません。

ですが、IBMへの長期投資に不安は抱いていません。過去の数字を見てそう思うだけです。

キャッシュフローを見ると毎年莫大なフリーCFを獲得していることがはっきりわかります。フリーCFが多いということは、事業継続に必要な投資が少なくビジネスが成熟していることを示しています。
(もちろん、ビジネスの種類にも依りますが。VZやTなどは成熟企業ですが投資キャッシュが結構必要なビジネスですね。)

稼いだフリーCFをしっかり株主還元に充てている様子が下のグラフからわかります。DPS(一株当たり配当)は毎年増加しており、自社株買いにも積極的です。

売上高が成長していないけど株主還元に積極的な高収益企業というのは、配当再投資戦略に向いていると考えています。

低成長を過度に織り込んで株価が低空飛行しやすいですから。配当再投資で株数を増やしやすいと思います。

とは言え市場は合理的です。株価が下落するということはIBMのビジネスが生み出す将来キャッシュの減少、それに伴う配当の減少をマーケットは予想しているということです。

特にIBMのクラウド事業がアマゾンのAWSに伍して高い収益を生み出すという楽観的な予想はしていません。無配当でガンガン投資しまくれるアマゾンに対抗するのは難しいと思います。

現在IBMの配当利回りは3.5%で比較的高いです。ですが、特に割安だとかそういう考えがあるわけでありません。コツコツ配当再投資を繰り返すのみです。

引き続き、米国優良株への投資を続けていきます。