記憶ってすぐに吹っ飛びますよね。新会計基準に関するセミナーを受けても、3時間後にはだいたい内容の半分以上を忘れていますw。

人は聞くだけではなかなか覚えません。実際に見たり体験したりすることで記憶はより定着します。

以下は、アクション毎の記憶の割合を示しています。()内が記憶に残る割合です。

聞く(10%)
見る(15%)
話し合う(50%)
体験する(80%)

やっぱり、実際に自分で体験したことがもっとも記憶に残るようです。むかし簿記の勉強をしていた時も、テキストを読むより実際に問題解いた方が理論的な内容も頭に残りました。国の場所や首都の名前をただ暗記するのはしんどいですが、一度旅行などで訪れるとまず忘れません。

体験したことは強い記憶として残ることが多いです。

さて、実は「体験する」よりもさらに記憶の定着度が高い項目があります。

なんだと思いますか?
体験以上に記憶に残る行為って何かあるでしょうか?

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それは、「教える」という行為です。人に教えることで記憶はよりしっかり脳に蓄積されます。

それは実感として分かりますよね。人に教えるって自分が中途半端な理解のままじゃ無理です。自分が腑に落ちて理解することで、自分の言葉で人に伝えることができます。教える行為そのものが記憶の定着度を上げるというよりは、人に教えれるレベルまで自分の中でかみ砕いて理解する過程で記憶が深まると言った方が正確かもしれません。

ブログで文章を書くって簡単なようで難しいです。日常的なありふれた相場の話をするにしても、意外と言葉が出てこない時が多いです。事実関係を間違いなく書くための情報の裏取りにも神経を使います。

人に教えるというとやや上から目線過ぎるかもしれませんが、人に教えれるくらい自分が理解していないと文章でのアウトプットは難しいです。私はこのブログで読者に何かを教えるなんて発想はあまりありませんが、それでも記事化するテーマは、自分の中で相当腑に落ちるまで理解しているつもりです。

私の文章力の拙さのせいでうまく伝わっていないことも多々あると思いますが、少なくとも私自身は100%理解しています。もしかしたらその理解は誤った理解なのかもしれませんが、自分の中では腑に落ちています。自分の中でフワッと表面的にしか理解していないことを文章化することはありません。てかできません。

これって、ブログの隠れたメリットだなと最近思います。文章として発信することで、自分の理解が深まります。まだまだ勉強不足だと自覚していますが、この投資ブログを始めてから投資理論に関する理解は格段に高まった気がします。あと日経やWSJなどのニュースもより真剣に読むようになりました。

もし今熱中して勉強していることがあれば、それをブログでアウトプットしてみるといいかもしれませんね。別に勉強だけじゃなくって、ハマっている趣味や仕事のことでもいいですね。時間は掛かるかもしれませんが、その時間コストを払うだけの価値はあると思います。その上、少しでも広告収入やアフィリエイト収入を得られれば一石二鳥です。