去年の夏休みは高知県にふらふらと行って、カツオのたたき定食withビールを昼間っから満喫してました。今年はどうしようかな~と考えていたのですが、「なるべく親がいる内に実家に帰っといた方がええで。」という同僚の一言に促されて、実家の福岡に帰ってました。

せっかくなので親孝行ということで、両親連れて大分に温泉旅行に行ってきました。
豊後牛のしゃぶしゃぶコース。

運転は私の役割(ちなみに実家の車はトヨタのマークX)。普段は東京生活なので移動手段はもっぱら電車です。車は持ってません。年に1、2回ほどレンタカーを運転する機会があるくらいです。今年は一度も運転してなかったので、久々の運転でした。福岡→大分って近いだろうと甘く見てましたが、結構時間掛かりました。まあざっくり3時間くらいかな、寄り道込みで。新しい高速道路がナビに反映されてなくて、戸惑いました。

運転って楽しいけど疲れます。オートマなんで基本アクセル、ブレーキ、ハンドル操作だけですが、たまの運転だと神経すり減ります。当たり前ですが運転中は何もできません。スマホもいじれるのは信号停止中くらいですが、主に高速道路だったので運転中は何もできない状態でした。2000年代のなつかしミュージックを聞いてたくらいです。

久々に運転していて改めて思いましたが、もし将来、完全自動運転が実現すれば、車利用者の生産性はメチャクチャ改善するはずです。「生産性」なんて言葉を使うのは堅苦しいですか。要は、今まで何もできなかった運転中が余暇時間になれば、色んなことができるだろうなってことです。仕事でも遊びでも。運転好きな人はこれからも運転し続けるかもしれませんが、そうじゃない大半の人は車で自由な時間を過ごせる未来がいつかは訪れそうです。いつになるかはわかりませんが。

運転から解放されたところで、食事の回数が増えることはありません。「運転しなくていいから、通勤の車内で2回目の朝食でも取るか~」と思う人は普通いないでしょう(笑)。まあ、ちょっとお菓子とコーヒーつまむくらいですかね、せいぜい。

それよりも、スマホで映画を楽しんだり、YouTube観たり、仕事したり、友達とLINEしたりする人が多いんじゃないでしょうか。あと30年もすれば、車の中で人々が自由に楽しく過ごしている姿が何となく想像できます。運転席でハンドル握っている人は少なそうです。PCに向かってカタカタしている人や、友人とおしゃべりしている人、スマホいじてってる人が多そうです。

それこそ、今の電車の中の風景に近いかもしれません。車は電車よりもプライベートな空間なのが嬉しいですよね。電車の中でおしゃべりするのは別にマナー違反ではありませんが、あまりにうるさくペチャクチャ喋べっている人が近くにいるのは正直嫌です。自分が電車の中で人と話すときは、なるべく小さな声でしゃべるように気を付けています。でも車の中なら自由に好き放題おしゃべりできます。カラオケもできそうですw。

そんな自動運転社会の到来で需要が増えるのは、コンテンツ・ビジネスと通信含むインターネット関連かなと予想します。

具体的な企業名で言えば、ネットフリックス(NFLX)、ウォルトディズニー(DIS)、アルファベット(GOOGL)、フェイスブック(FB)、シスコシステムズ(CSCO)とかです。コカ・コーラ(KO)やプロクター&ギャンブル(PG)が恩恵を受けるとは思えません。

飲食ビジネスはいくら新興国に市場を拡大すると言っても、胃袋の限界という名の市場の限界があります。1日3食の文化が1日5食になることは考えにくいです。

コンテンツ系ビジネスも同じく限界があって、それは1日24時間という時間の限界です。あらゆるコンテンツが、世界中の人の時間を奪い合っているわけですが、誰しも1日24時間しかありません。その24時間から睡眠時間を差し引く必要があります。睡眠時間は、映画を観ることもゲームをすることもできませんから。

今までは、睡眠時間だけではなく運転時間も差し引く必要がありました。なぜなら、運転中はコンテンツを楽しむことはできないからです。危ないし法律違反だし。

でも、30年後50年後は変わっていそうです。コンテンツビジネスには車の運転時間という大きな市場拡大の余地が残っていそうです。コンテンツを楽しむためのインターネット環境を提供する企業も恩恵を受けそうです。

僕はコカ・コーラやペプシコといった飲食系(たばこ含む)企業の投資割合が大きいですが、ほんとに今のままの投資方針でよいのか不安になることがあります。一部のハイテク勝ち組への投資ポーションはいくらか持っておくべきかな~と悩みます。

と、こんなことを運転中に考えていました。