先日、アメリカン・エキスプレス・カード(グリーン)が届きました。早速使っています。WSJやWiMAXなどの支払いも早い内に、楽天カードからアメックスに切り替えなくては。

僕がアメックス(グリーン)を申し込んだ理由は、カードのビジュアルがカッコよかったからです。ホントにただそれだけです。

経済性を考えたら楽天カード一択でした。最近は楽天カードで投資信託が買えるサービスまで登場して、楽天経済圏が凄いことになってますね。楽天経済圏をちょっとだけ抜けることになりますが、後悔はありません。なぜなら、不経済を我慢できるほどアメックス(グリーン)がカッコイイからです!(笑)。いや、真剣に言ってます。

アメックスのプラチナやブラックなら、ステータス性(俺は金持ちだぞ!というアピール)がありますが、最下位モデルのグリーンにステータス性なんて全くありません。

ただ希少性はちょっとあります。普段あまり見ないですよね。年会費12,000円も払って、さしてステータス性がないアメックス(グリーン)を持とうと思う人(私のような)が少ないからだと思います。そりゃそうです。楽天カードを始め、年会費無料のクレジットカードはごまんとありますから。

ググって色々調べてわかったのですが、アメックス(グリーン)は誰でも持てます。さすがに、学生やパートだと審査が通らないこともあるようですが、正社員として普通に働いていれば審査は通ります。年収は大体300万円あれば大丈夫らしいです。

年収300万円、、この金額を聞いて「高い!」と思う人はいないでしょう。日本の平均年収は400万円ちょいです。都内は500万円超えているかな。日本で年収300万円は別に安くもなく高くない。新卒社員でも貰えるくらいの金額です。

でも、それは日本だからそう言えるだけです。
グローバルで見れば年収300万円は富裕層です。

GLOBAL RICH LISTというサイトをご存知ですか?

面白いサイトです。年収(ないし資産額)を入力すると、自分が世界でどれくらいの位置にいるかが一瞬でわかるんです。

年収300万円って日本では平均以下ですが、グローバルではどれくらいに位置していると思いますか?

早速、やってみましょう。

INCOME(収入)を選んで、通貨をJapan(Yen)にします。
で金額欄に3,000,000と入力します。

結果はこうなりました。


年収300万円は世界人口の上位1.67%に入ります。

あなたの年収が300万円以上あるなら、あなたはグローバルで見ればピラミッドの頂点にいるということです。ちなみに、年収500万円まで引き上げると上位0.42%となります。

アメックス(グリーン)って本当に誰でも持てるカードなのでしょうか?

アメックス(グリーン)を持てるのは「富裕層」だけです。
だって年収300万円必要なんですから。

数カ月前に仕事でインドにいきましたが、インドの中間層の平均年収は50万円くらいです。富裕層と言われる人々で年収150万円~といった感じです。あなたが年収300万円超なら、インドに行けば余裕で富裕層になれます。

日本は失われた20年やら30年と言われますが、世界レベルで見ればまだまだ経済的に豊かな国です。しかも、サービスの質に比べて物価が安いことを考えれば、名目年収以上に日本は豊かだと思います。

経済成長を遂げて戦争もない、現代の日本に生まれた時点で人生は超イージーモードじゃないかってたまに思います。客観的に見て日本人はみんなお金持ちです。少なくとも経済的には恵まれています。

しかし、こんな豊かな日本でも貧困が社会問題として取り上げられます。何を以って「貧困」と言うのか。

絶対的貧困(目安として1日1ドル未満で生活している層)は日本にはほぼいないでしょう。問題は相対的貧困です。幸せは相対的なものですから、周り友人や同級生の生活水準と比べて、自分の方が劣っていると感じると幸福度が下がります。ましてや、現代はインスタやフェイスブックがあるから相対評価が以前よりも簡単にいつでもできます。

平均年収400万円という世界トップ1%の経済力を誇る日本ですから、「当たり前」の生活に掛かる費用も世界トップクラスです。3,000万円かけて家を買う、300万円払って車を買う、一人暮らしで家賃8万円払う(都内前提)。経済大国日本ではごく普通の購買行動ですが、グローバルでみればどれも超お高いお買い物です。

何でも節約節約でケチケチすることで人生が豊かになるとは思いませんが、親の世代から自然と受け継がれてきた「当たり前」を少し疑うだけでも大きな一歩です。世界トップ1%の収入を得ているわけですから、その収入の使い方を大きく誤らなければ、経済的な余裕は誰でも持てると思います。世界トップ1%の収入をもらっておきながら家計が破綻するなら、どこかお金の使い方がおかしいのかもしれません。

周りを過度に気にしない。自分が本当に大切にしているものに集中してコストを掛けて、削減するところはうまく削減する。そうすれば、家計にはきっと余裕が生まれると思います。それで生まれた余裕資金を株式投資に回せば、さらに複利ベースで余裕が増していきます。