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生活必需品[XLP]と[VDC]は永遠のライバル関係だが、どちらを選ぶべきか検討してみた

      2016/10/03

シーゲル流米国株式投資とブログの副題にまで掲げている以上、生活必需品セクターへの投資は欠かせません。

シーゲル教授は『株式投資の未来』の中で、歴史上特にリターンのよかったセクターはヘルスケアと生活必需品だと実証しました。

数値としてはヘルスケアセクターの方がリターンは良かったのですが、私は個人的には今後も同様に高いリターンをもたらしてくれる可能性が高いのは生活必需品だと思っています。

高額な臨床試験や開発投資が必要なヘルスケアよりも、人々の衣食住のニーズを満たし安定したキャッシュを稼ぎ続けることが確実な生活必需品セクターにより信頼を置いています。

生活必需品セクターのビジネスは私のような素人にもわかりやすいというバイアスもあることは自覚しています。

キットカットのネスレ、コーラのコカ・コーラ、ファブリーズのP&Gなど。

逆にヘルスケア業界の巨人である、ジョンソンエンドやメルク、ファイザーの製品がどんどん頭に思い浮かぶかと言われれば、少なくとも私はそれほど多くを知りません。
単に勉強不足なだけですが。。

このようなバイアスは確かにあるのですが、それでもやはり生活必需品セクターは今後も十分過ぎるリターンを株主にもたらすだろうと確信しています。

その生活必需品セクターに特化した米国ETFで、特に優良と考えているものがステートストリート[XLP]とバンガード[VDC]です。

バンガード[VDC]は超低コストの生活必需品セクター優良ETF

[XLP]は生活必需品セクターの優良銘柄が詰まったシーゲル流優良ETFだ!

この二つのETFは本当に甲乙付け難く、悩んだ末私は両方購入しています。

交互に買っています。

でも、どちらのETFがより長期投資に相応しいのか一度真剣に検討する必要があるなと、以前から思っていました。

そこで、どちらのETFがより長期投資にふさわしいのか検証してみたのでその結果をブログで報告する次第です。


  XLP vs VDC

実は、生活必需品セクターの比較は、以前の以下の記事でアップ済みです。

生活必需品セクターETFを徹底比較 [VDC] vs [XLP] vs [KXI]

この記事ではKXIは他2つより劣後している。
XLPかVDC、どちらかに投資しましょうという結論で締めています。

今回は、そのXLPとVDCについてさらに検討を加えることにしました。

 

経費率

先ず、わかりやすいところで経費率。

コストは確実に投資家リターンを蝕んでいきます。

さて、2つの経費率ですが

XLP:0.14%
VDC:0.10%

VDCの方が0.04%低いです。

コスト面ではVDCの勝ちです。

 

1日の取引規模

流動性は大切です。

国内ETFだと1日の取引高が数百万円とか平気であります。

取引規模が小さいと、自分の買いたいとき売りたいときに市場価格で円滑に取引できなくなります。

XLPとVDCの1日の出来高は以下です。

XLP:約100億円
VDC:約1億円

今まであまり気にしていなかったのですが、調べてみてビックリ!(+_+)
バンガードVDCは人気商品と思いきや、1日当たりの取引高はXLPの100分の1しかない!

とは言え、VDCでも1億円の出来高がありますので、一度の投資額が多くて100万円くらいのサラリーマン個人投資家としては十分な規模ではあります。

でも1日の出来高が100億円というXLPの安定感は素晴らしいですね。

VDCも良い商品ですし今後も安定して資金流入があると思われますので、償還リスクはさすがにかなり低いと思います。

出来高、取引規模で比較するとXLPの圧勝でした。

 

売買回転率

売買回転率とはETF選別の上であまり注目を浴びませんが、私は非常に重要視しています。

高い回転売買によるキャピタルゲインの早期実現が長期的には、結構リターンを押し下げてしまうのではと危惧しているからです。

XLPとVDCの売買回転率は以下の通り。

XLP:3%
VDC:6%

どちらも低い回転率で安心なのですが、XLPの方が低い数値となっています。

これはXLPが約40銘柄と、100銘柄のVDCよりも少ないためだと推測されます。

税務効率、手数料効率はXLPの方が良いと思われます。

 

分配金利回り

分配金利回りはどちらも、2.4%程度で大差ないです。

 

過去10年リターン

過去10年リターンを比較します。

XLP:11.0%
VDC:11.3%

VDCの方が年率0.3%もXLPを上回っていました。

手数料差は年率0.04%なので、手数料差以上にVDCがアウトパフォームしている結果です。

なぜか詳細な理由はわかりかねますが、事実としてVDCの方が過去10年は良い結果だったようです。

 

小型株効果

上記のリターン差に関係するかもしれませんが、XLPとVDCとでは構成銘柄の種類が若干異なります。

XLP:大型株のみ
VDC:大型株が中心だが、中小型株も含む

小型株は大型株のリターンを上回ることが知られています。

シーゲル教授の『株式投資』によると、1926年~2006年の80年間でS&P500が年率10.26%のリターンであったのに対して、同期間の小型株は年率12.21%もありました。

小型株を避ける理由はないが、毎年毎年常に小型株が大型株をアウトパフォームするわけではない点には注意するようシーゲル教授は警告しています。

とはいえ、長期で保有する意思があるのであれば小型株効果を享受できるVDCの方が好ましいでしょう。

小型株を保有できるのは個別銘柄にはないETFならではのメリットですね!

 

結果

思いつく比較点はすべて列挙したつもりです。

まとめます。

項目 XLP VDC 勝者
経費率 0.14% 0.10% VDC
1日の出来高 約100億円 約1億円 XLP
売買回転率 3% 6% XLP
分配金利回り 約2.4% 約2.4% 引き分け
過去10年リターン 11.00% 11.30% VDC
小型株効果 なし あり VDC

XLP2勝、VDC3勝。

この結果を受けてどう考えますか?

 

  庶民はVDCだ!

項目数だけ見るとVDCの勝利です。

現に過去10年リターンはVDCの方が上なわけです。

経費率もVDCの方が安い。

小型株効果も少しだが享受している。

XLPは回転率が3%とVDCの6%より低くて、この点はXLPの方が優勢なのですが、過去10年リターンがVDCの方が良い結果である以上、3%回転率が低いことによるメリットはそれほどなかったと判断せざるを得ません。

以上を踏まえると、VDCの方がXLPより長期投資に適していると言えそうです。

ただし、VDCの1日の出来高には要注意です。
現状、VDCの取引高は約1億円。

1億円とは1度の売買規模が数十万円程度の普通の個人投資家には十分な規模なのでそれほど心配は不要でしょうが、仮にあなたが数千万円を一度に売買する裕福な金持ち投資家であれば、VDCではなくXLPを選択することをお勧めします。

今回の検討の結論
庶民:VDC
富豪:XLP

私は言うまでもなく庶民なので、VDCを選んだ方が良さそうです。

この検討を行うまでは、大型株中心のXLPの方が好きでしたし今も好きですが、過去のデータはVDC > XLPであることをはっきり示しています。

この検討をしてみてよかったです。

VDCとXLP両方購入してきましたが、今後はVDC1本に絞ったほうが良さそうです。
とはいえ、XLPも好きだからちょくちょく浮気してしまいそうですが。。

このブログをご覧になる方の大半はサラリーマン、庶民の方でしょ!

XLP、VDCどちらも超優良ETFで永遠のライバル関係ですが、VDCを多めに買った方いい結果になりそうです!

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