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[XLE]はエクソン・モービルなど米国のエネルギー関連銘柄に投資できるETF

      2016/12/22

シーゲル教授の調査によれば、20世紀後半エネルギーセクターの投資パフォーマンスはヘルスケア、生活必需品に次ぐ第三位という高い結果でした。

それはなぜか?

良く考えると不思議に思いませんか。

原油とは希少材とも言えるけど、コモディティとも言えます。OPEC会合で頑張って減産しようとしているくらい過剰に生産できるほどです。

エネルギーセクターが高リターンを残したのは、本業に専心して、稼いだお金を熱心に株主に還元し続けたからです。余計なビジネスに多角化しなかったからです。というか多角化にしにくいですよね。

いい意味で革新的なイノベーションがなかったことが、エネルギーセクターの株主リターンを高めました。

私は、21世紀もエネルギーセクターは有望だと個人的には考えており、個別株としてはエクソン・モービル株を保有しています。

投資家の中には個別株ではなくエネルギー関連企業にETFでまとめて投資したいと思う人もいるでしょう。

今回紹介するのは米国のエネルギー関連企業に一括で投資できるETF。

エネルギー・セレクト・セクター SPDR® ファンド(XLE)です。

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   XLEはこんなETF

概要

エネルギー・セレクト・セクターSPDR®ファンドは、エネルギー・セレクト・セクター指数の値動きと利回りに、経費控除前で概ね連動する投資成果を上げることを目標としています。

 

経費率

0.14%

良心的な低いコストです。

 

組入銘柄数

38銘柄

ステートストリートのセクターETFは構成銘柄数が少ない傾向にありますが、このXLEは特に少ないですね。後述しますが上位25社でXLEの9割以上を占めるほどです。

 

上位構成銘柄

ティッカー 銘柄名 比率
XOM エクソンモービル 16.72%
CVX シェブロン 14.83%
SLB シュルンベルジェ 8.14%
PXD パイオニア・ナチュラル・リソーセズ 4.74%
EOG EOGリソーシズ 4.59%
HAL ハリバートン 3.65%
OXY オキシデンタル・ペトロリアム 3.13%
COP コノコフィリップス 3.11%
APC アナダルコ・ペトロリウム 2.94%
VLO バレロ・エナジー 2.87%
KMI キンダーモルガン 2.65%
SE スペクトラ・エナジー 2.53%
PSX フィリップス66 2.53%
BHI ベーカー・ヒューズ 2.44%
TSO テソロ 2.22%
APA アパッチ 1.92%
DVN デボン・エナジー 1.89%
WMB ウィリアムズ・カンパニーズ 1.85%
MPC マラソン・ペトロリアム 1.70%
NBL ノーブル・エナジー 1.57%
COG キャボット・オイル&ガス 1.50%
HES ヘス 1.38%
CXO コンチョ・リソーシズ 1.30%
NOV ナショナル・オイルウエル・バーコ 1.25%
MRO マラソン・オイル 1.19%

上位10社構成割合:65%
上位25社構成割合:93%

1位、2位は優良ディフェンシブ株のエクソン・モービルシェブロンです。この2社だけでXLEの30%を占めます。

エクソンとシェブロンは最近の原油価格下落時のも配当を増配させることができるほど、財務安定性の高い超優良企業です。

フィリップス66(PSX)は2012年にコノコフィリップスからスピンアウトした企業で、ダウンストリーム、つまり精製や石油製品を扱う中・下流部門を担っています。2015年にウォーレン・バフェットがフィリップス66株を購入して話題になりました。

中位に位置するベーカーヒューズ(BHI)は最近、GEに買収されることが決まりましたのでXLEからはいなくなるでしょう。

 

産業別構成比

セクター 比率
石油・ガス・消耗燃料 81.2%
エネルギー設備・サービス 17.3%
その他 1.5%

 

売買回転率

6%

セクターETFの平均ほどです。

 

分配金利回り

2.47%

意外に高いなというのが第一印象です。

エクソンやシェブロンは3%以上の利回りがあります。(2016年12月現在)

他の会社の配当利回りを詳しくは把握していませんが、最近の原油安の影響で株価が下落している影響もあるかもしれません。

 

過去10年リターン(配当込み)

4.1%

S&P500をアンダーパフォームしています。

 

  エネルギーセクターは有望

クリーンエネルギーが話題になり、原油は使われなくなると言われることがあります。

そこをどう捉えるかは各投資家様々でしょうが、私はだからこそエクソンなどのエネルギーセクター企業への長期配当再投資は効果的だろうと思っています。

新興国の成長、トラックの輸送エネルギー源として石油需要がそう簡単に消失するわけはありません。

例え衰退産業だとしても、資金を投資ではなく自社株買いして株数を減らせば既存株主にとって問題はありません。また、衰退産業(と思われている産業)は投資家期待が無駄に高まることはなく、バリュエーションが割安状態が続きやすいのではと思っています。配当再投資が有効に機能します。

20世紀後半、エネルギーセクターは高いリターンを残しましたが、それは21世紀前半も同様だろうと考えています。

私はエクソン・モービルやシェブロンを個別株として買い増していくつもりです。

ETFでエネルギーセクターに投資することも1案だと思います。配当利回りも市場平均以上です。

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