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アップル株(APPL)は売られ過ぎで割安と報道! でも焦りは禁物!?

      2016/10/03

ウォールストリートジャーナル紙は2016年7月25日付の報道で、アップル株(AAPL)のバリュエーションは過去15年で最も割安で、アップル株に買いを入れる価値があると報道しています。
アップル株、反発の機熟す 予想PER過去15年で最低

アップル株は過去1年で21%も下落していますが、これはアイフォンの販売下落を織り込んでのこと。

アイフォーン販売伸長鈍化はすでに株価に織り込まれており、今後の増配計画や自社株買いが予定通りに行われるしたら、一株利益と配当利回りは大きく改善する見込みとのことです。

現在のアップル株(AAPL)の予想PERは10.99倍でこれは過去15年で最低です。

さて、この報道をどう捉えるべきか?

実は最近こんな記事を書きました。
バフェット銘柄のアップル(AAPL)はバリュー銘柄だ! アップルは買いだ!

この記事の中で、私はアップルは2013年を境に長期投資に適したバリュー銘柄に変貌しており、依然高収益体質のアップルのPERが11倍なのは割安だと書きました。

別に自分の意見とWSJが意見が一致したからって、自慢したいわけでは一切ありません。

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    WSJも意外と素人発想

むしろ、WSJも自分も非常に単純な理由でアップル株を割安と判断している一時思考者だと、批判的に考えたいと思っています。

非常に単純な理由とは、私もWSJもPERが11倍は割安だから買いだ!と判断していること。

確かにPER11倍と言うのはS&P500指数の予想PERが17倍ほどなのに比べると割安に感じます。

でも、マーケットのコンセンサスはアップル株の価値はPER11倍だと判断しているわけです。

アイフォーンは成熟したし、アイパッドもアップルウォッチも成長は不透明だとマーケットは判断しています。

アップルの成長見通しをマーケットはそれほど高くは見積もっておらず、アップルが超えるべきハードルは高くないかもしれませんが、だからと言ってアップルがその成長期待を必ず超えることができるという保証はないわけです。

株式の長期的なリターンは増益率そのものではなく、実際の増益率と投資家期待との格差で決まる。

この法則は、今のアップル株には追い風です。

なぜなら、PERが11倍ということは「投資家期待」が低いことを意味するからです。

ですが、何度も言いますがマーケットはアップルの成長をそれほど期待していないし、アップルがマーケットのこの低いハードルを飛び越えられる保証はないということです。

米国のそれこそWSJ紙が大きく報道するような大型優良企業は、株価が割安に放置されるなんてことは滅多にないと肝に銘じるべきです。

株式投資で儲けることはそんなに単純ではないと自分のはやる気持ちを抑えようと思います。

というのも、この報道を読んで「やっぱり思った通り! よし給料日だしアップル株買おう!」と本気で思ったからです…。

ちょっと立ち止まって考えます。

それに日本人投資家としては短期的には為替の影響も無視できないわけで、今週末の日銀の金融政策決定会合までは積極的に動きたくないという事情もありますね。

  長期投資ではシンプルさも大切

PERが11倍だからって、割安即買いというのは単純思考が過ぎます。

株式投資はそんなに単純ではないはず。

でも、逆説的かもしれませんが、長期投資は単純にシンプルに考えることも大切だと思っています。

永続的にキャッシュを生み出す高収益な優良企業株をホールドし続けるという単純さが長期投資家の利益の主たる源泉です。

売買タイミングではありません。

そこそこの企業を素晴らしい価格で買うよりも、そこそこの価格でもいいから素晴らしい優良企業の株を買って永久保有することが、長期株式投資家に富をもたらすのです。

誰もが羨む高収益な会社の株を買うべき、というシンプルさは大切です。
具体的に言うと、マイクロソフト(MSFT)とかフィリップモリス(PM)とか。

そして、このアップル(AAPL)も高収益な企業であることは間違いありません。

もう一つ、長期投資で大切なシンプルさとしてバリュエーションはいつも大切ということです。

株価が安いことは正義。

PERが11倍ということは、買って大儲けできる保証はないけど大やけどを負うことも考えにくいです。

PER50倍のグロース株を買ったとしたら、急に株価が半減するリスクを想定しておく必要があります。

シーゲル教授は『株式投資の未来』の中で、S&P500採用企業の中でPER下位20%の企業の株を毎年買うこと(バリュー戦略)で、S&P500指数を大きくアウトパフォームすることができると主張しています。

1957年~2003年において、S&P500指数が年率11.18%だったのに対して低PERバリュー戦略では年率14.07%でした。

アップル株は高収益のエクセレントカンパニーでPERは11倍。
さらに今はバフェット銘柄でもありますね!

ハワード・マークスは株式投資で市場平均を超える利益を得るには二次的思考が必要だと主張しています。

単純に考えるのではなく、マーケットコンセンサスの裏を読んで行動しろと。

でもね、素人個人投資家の私は敢えてこう主張したい。

長期株式投資は1次的思考でも十分だ!

長期株式投資ではシンプルな思考が重要なんだ!

シンプルに考えて、アップル株は買いだ!!

 - 投資実務