Grow Rich Slowly シーゲル流米国株投資で億万長者になる!

米国株投資を通じて資本主義社会を豊かに楽しく生きる

*

【WMT銘柄分析】ウォルマートは「エブリデーロープライス」の世界最大の小売りチェーン

   

※2016年度データ更新済み
※記事更新(2017/11/21)

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はウォルマート(WMT)をご紹介します。


    ウォルマート財務情報

基本情報

会社名 ウォルマート・ストアーズ
ティッカー WMT
創業 1945年
上場 1972年
決算 1月
本社所在地 アーカンソー州
従業員数 2,300,000
セクター 生活必需品
S&P格付 AA
監査法人 EY
ダウ30
S&P100
S&P500
ナスダック100 ×
ラッセル1000

 

地域別売上高

四季報に詳細情報なし。

米国と中南米で8割ほどを占めるはず。

 

事業構成

スーパー、ディスカウントストアの運営

 

業績

 

キャッシュフロー

 

株主還元

この記事を読むともっとこのグラフを理解できます!

 

連続増配年数

42年

 

バリュエーション指標等(2017/11/20時点)

PER:23.2倍 最新情報はこちら

配当利回り:2.1% 最新情報はこちら

配当性向:46% 最新情報はこちら

 

感想

ウォルマート(WMT)は世界最大の小売りチェーンです。「エブリデーロープライス(EDLP)」を掲げており、低価格で商品を提供することをモットーとしています。米国の中間・低所得層の人々にとって欠かせない生活インフラです。ウォルマートは小売り事業ながら生活必需品セクターに分類されています。

直近FY16の売上高は約4860億ドルとコストコホールセールやクローガー、ターゲットを遥かに上回る規模で、小売り業界の巨人であることがわかります。世界15カ国に進出しており、日本では西友として事業展開しています。私は家から歩いて3分の所に西友があって毎週末お世話になっています。

アマゾンがホールフーズ・マーケットを買収して既存のスーパーマーケットに脅威を与えましたが、ウォルマートはうまく立ち振る舞っています。

昨年2016年にオンライン販売のジェット・ドット・コムを33億ドルで買収しました。そのおかげで、2017年7-9月期決算ではオンライン事業の売上高が前年比50%以上も伸びました。オンライン売上高は200億ドル未満とまだ全社の売上に占める割合は小さいですが、今後大きく拡大していくでしょう。WMTが全米に網目のように持っている物流網とネット通販の融合には、高いシナジーが期待できると思います。

M&Aを進める一方で、100店舗以上の閉鎖を2015年に実施しています。店舗数を急いで拡大するのでなく、1店舗の収益性が高くなるよう既存店舗の改修に力を入れています。ウォルマート経営陣は、今後新規店舗の開店を最低限に抑え、さらに販管費割合(販管費 / 売上高)を引き下げる計画を示しています。

メリハリのついたお金の使い方によって、上手く事業戦略を転換しています。最近は株価も非常に好調です。

ウォルマートの過去10年分の財務データを確認しました。

売上高は10年間で緩やかに成長していますが、ここ3年間は4800億ドル程度で横ばいが続いています。ドル高の逆風も多少はあったとは思われます。今後ネット事業との融合により、売上高の拡大が予想されます。

営業CF、フリーCFともに安定しています。FY16にフリーCFが改善していますが、新店舗開設を抑制している効果だと思われます。今後もフリーCFは潤沢になると想定されます。そのキャッシュをネット事業のインフラ整備に使用するのか、配達サービス拡充に充てるのか、株主に還元するのか、経営者の腕の見せ所ですね。

42年連続増配の配当貴族です。2017年の業績は好調ですし今後高い増配が期待できそうです。最近株価が上がっており2017年11月現在配当利回り2.1%まで下がっています。年初には3%近くありました。FY16は自社株買いも積極的に行っており、総還元性向は100%を超えています。

アマゾンが既存ビジネスをぶち壊すんじゃないかと投資家は怯えていますが、ウォルマートのようにブランド力と資金力、そして優秀な経営陣がいる企業は今後も安泰だと思います。

 - 米国株銘柄分析