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【WM銘柄分析】ウェイスト・マネジメントは米国最大の廃棄物処理会社

      2019/01/18

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はウェイスト・マネジメント(WM)をご紹介します。

基本情報

会社名 ウェイスト・マネジメント
ティッカー WM
創業 1987年
上場 1988年
決算 12月
本社所在地 テキサス州
従業員数 42,300
セクター 資本財・サービス
S&P格付 A-
監査法人 EY

ダウ30 ×
S&P100 ×
S&P500
ナスダック100 ×
ラッセル1000

地域別売上構成比

セグメント別売上構成比

業績

キャッシュフロー

バランスシート

資産

負債純資産

株主還元

連続増配年数

15年

過去9年の配当成長

年率+5.2%

この9年でDPS(一株当たり配当)は1.6倍になりました。

過去の株主リターン(年率、配当込み)

過去10年(2008~2017):+14.1%
過去20年(1998~2017):+6.4%
過去30年(1988~2017):+8.2%

バリュエーション指標(2019/1/17時点)

予想PER:20.9倍 最新情報はこちら

配当利回り:2.0% 最新情報はこちら

コメント

ウェイスト・マネジメント(WM)は北米最大の廃棄物処理会社です。創業は1987年と私と同い年。WMは日本人には全く馴染みがない企業かもしれませんが、以前から密かに注目していました。というのも、Market Hackを運営されている広瀬氏が保守的な銘柄としてピックされており、また『千年投資の公理』というとても勉強になる投資本の中にも、広い経済的な壕(エコノミック・モート)を持つ企業として紹介されていたからです。

事業は以下の4つに区分されます。
・廃棄物収集
・移送
・埋め立て
・リサイクル

米国南部を中心に廃棄物を収集、移送ステーションで管理し、最終的には249ある埋立地に運びます。ただ廃棄物を埋立処分するだけでなく、分解の過程で自然発生するガスを回収し、電力を作るビジネスもやっています。また、紙、ガラス、プラスチックなどの材料としてリサイクルもしています。

廃棄物回収先としてもっとも大きいが商業施設で37億ドル、次いで工業施設26億ドル、一般家庭25億ドルとなっています。日常生活より仕事で出るゴミの方が多いみたいです。

売上はほぼすべて米国内ですが、一部カナダでの収入もあります。

財務データを見てみましょう。

売上高はこの10年間140億ドルほどで横ばいが続いています。粗利率も大きな変動はなく、事業が非常に安定していることが読み取れます。景気が悪化しても、家庭や企業から大量のゴミが出るのは変わりませんもんね。ただ、成長力は乏しいです。

FY17は増収増益を達成。売上高は145億ドルで前年比+6.4%。廃棄物回収量の増加、リサイクル商品の単価上昇、燃料サーチャージの上昇が主な増収理由です。FY17の純利益は19億ドルで前年比+65%と大幅伸長。ただし、税制改革に伴って、約5億ドルの特別利益を計上しています。この影響を除外しても、増益は確保できています。

キャッシュフローも安定しています。営業CFマージンは20%を超えています。フリーCFとして残るのは、営業CFの半分ほど。新たな埋立地の造成、移送センター建設などのため一定の投資支出が発生しています。

バランスシートを見てみましょう。総資産の9割弱が固定資産で、主な内容は埋立地やゴミ収集車両といった有形固定資産です。土地は減価償却しないから、減損しない限りBSに残り続けます。のれんの金額もそれなりにありました。過去M&Aをやってきたようです。長期借入金が多くやや負債依存型ですが、営業CFが安定しているので債務返済に懸念はありません。

連続増配年数は15年。ここ最近の増配率はそれほど高くはありませんが、安定はしています。毎年、配当総額とほぼ同規模の自社株買いを行っており、総還元性向は概ね100%を超えています。

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