本格的に投資を始めたのは2013年のこと。
300万円相当のETFを購入しました。

当時はインデックス投資こそすべて!だと思っていました。
インデックス投資という投資方法をやっている自分は、必ずお金持ちになれると自信満々。
まさにインデックス投資信奉者。
もはや宗教の様になっていた気がします。

インデックス投資をするには大きく二つの方法があります。
投資信託とETF。

最初こそまとまった金額300万円を投資するということで、投資信託より経費率が安いETFを買いました。ETFは購入手数料こそ掛かりますが、信託報酬が安いのでまとまった金額を投資するにはETFの方が良いだろうという判断でした。
(ETFもカブドットコム証券のフリーETFを使えば購入手数料無料になります。)
その後は、毎月の給料からコツコツ投資する必要があったので、購入手数料がかかるETFではなく投資信託を買っていました。
投資信託はネット証券で買えばノーロード(購入手数料ゼロ)。

具体的には、
・外国株式インデックスe
・ニッセイ外国株式インデックスファンド
・eMAXIS新興国株式
など。

投資信託はETFの様に指値不要で金額指定で購入できて非常に楽でした。
また、分配金に税金が掛からずに自動再投資できる仕組みも好きでした。

「ニッセイ」シリーズや「たわら」シリーズなど超格安のインデックスファンドが販売され始めたのはここ一年くらいの出来事ですが、これらが販売された時もうETFから完全撤退して投資信託だけにしようかと本気で悩みました。

「ETFから完全撤退」することをかつては考えていた私がなんと先日、逆に「投資信託から完全撤退」することになりました。

  きっかけはシーゲル教授

なぜ投資信託から完全撤退したのか?

投資信託を嫌いになったからではありません。
低コストで購入しやすく分配金自動再投資もできる投資信託は、投資が趣味でも何でもない普通の個人投資家の味方です。
とても便利です。

撤退した理由、それはインデックス投資が最良の投資法ではないと知ってしまったからです。
私がそう思っているだけで本当はインデックスファンドが最良の投資法かもしれませんが、それは50年後歴史が決めることです。

何がインデックスファンドより良い投資法なのか?
それはこのブログに何度も登場しているシーゲル教授の『株式投資の未来』です。

この本の中で、シーゲル教授はS&P500指数等に連動するインデックス投資が今後もまずまずのリターンを生むと言っていますが、それ以上に良い投資法があることを力説しています。
膨大なデータに基づくその説明の納得感は半端ないものです。
初めて地元のドトールで『株式投資の未来』を読んでいた時読みながら汗が吹き出てて、もう夢中で没頭していました。

一気にぶっ通しで読んで家に帰ってから、ベッドに横になりながら考えました。
はっきり言って仕事中よりも考えていましたw。

せっかく本を読んでも行動に移さないと意味はない。
別に投資判断ミスがあったとしても、別に死ぬわけじゃないし。

インデックス投資を完全に止めることはしませんが、投資ポートフォリオの少なくとも50%以上はシーゲル流投資方法にしようと決めました。

シーゲル流投資法を詳しくこの記事で書けませんが、簡単に言うと生活必需品セクターやヘルスケアセクター、高配当バリュー銘柄に長期投資して配当再投資を繰り返すという方法です。

インデックス投資残高はETFと投資信託それぞれありましたが、相対的に経費率が高い投資信託を徐々に売却してシーゲル型ETFの購入を進めていました。

  インデックスファンドをすべて解約

そして先日、ついにインデックスファンドから完全撤退しました。
生活必需品セクターの優良ETF [XLP]を購入した!

この記事でニッセイ外国株式インデックスファンドを全額解約して、生活必需品セクターETFのXLPを購入したと言いました。

実はこのニッセイ外国株式インデックスファンドの解約を以って投資信託からは完全撤退となりました。

厳密には120万円のNISA枠を埋めるために数万円保有していますが、これはやむを得ずです。

これから先、恐らくインデックスファンド(投資信託)を購入する機会はほとんどないと思います。
ETF一本でいくつもりです!
もしかしたらアメリカ個別株に手を出すかもしれませんが。

インデックス型の投資信託が完全完璧な商品だと確信していた数年前の自分が嘘のようです。
シーゲル教授の『株式投資の未来』は衝撃でした。
一冊の書籍にここまで行動を変えさせられたのは初めてです。

このシーゲル流ETF長期投資が本当に正しいのか?
インデックスファンドを売却したことが正しい判断だったのか?
まだわかりませんが、私は正しい判断だと確信して売却しました。

これから楽しみです。
地道に追加投資、配当再投資を行って資産を成長させていきます。