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GAFAがこぞって狙っている情報とは。GAFAは世界経済を掌握するのか。

   

アマゾン・ドットコムの成長エンジンと言えばクラウドビジネス(AWS)と思われるかもしれません。確かにその通りなのですが、もう一つあります。デジタル広告です。

これはアマゾンのセグメント別売上高の推移です。

(ウォールストリートジャーナルより)

「その他」が地味に伸びてますよね。広告収入の伸びが牽引していると思われます。

アマゾンの投資家にとって、利益率の高いエクスクルーシブアイテムへの移行以上に注目すべきは、クラウドコンピューティングやマーケティングにおける展開かもしれない。

サントラストのスクアリ氏は、今後5年間のアマゾンの事業別売上高成長率を小売事業で年率13%、アマゾンウェブサービスで同30%、広告事業で同35%と予想している。

ウォールストリートジャーナル紙

今後5年間のAWSの売上伸長予想が30%なのに対して、広告事業のそれは35%とのこと。

なぜアマゾンの広告事業は強いのか?

それはアマゾンが消費者の購買情報を掴んでおりそれが的確なターゲット広告を可能にするからだと思います。

あらゆる個人情報の中で購買情報ほど価値の高いものは他にありません。実際にお金を使うっていうのは、ちょっと興味があるとは違うレベルです。身銭を切るのはみんな慎重。「投資に興味あります」ってのと、「実際に1000万円株を持ってます」ってのは全然違うでしょ。投資に限らず興味あるある言うて、それは周りに合わせるための建前でしかなく実際に行動に移さない人は多いです。自分も含めて。

お金を使うことは本当に好きなこと、関心が強いことです。その情報を握っているのは強い。趣味にバイクと登録されているFacebookの情報よりも、ハーレーダビッドソンのバイクを250万円で購入したという情報の方が遥かに価値があります。それだけのお金を払っているということは相当関心が強いことの証。その人にバイクに関する広告を流せばクリックされる可能性は高いでしょう。

日本ではセブンイレブンやファミリーマートといったコンビニ大手の交渉力の強さを感じます。どこに感じるかと言えば、プライベート・ブランド商品の多さに、です。各メーカーのナショナル・ブランド製品を追いやってPB品を増やせるのは強い交渉力の証です。サントリーなどの大手メーカーもセブンイレブンには盾突けないのでしょう、きっと。

なぜコンビニ大手が強いのかと言えば、消費者の購買情報を知っているからだと思います。購買記録と言う最強のマーケティング情報を握っています。

私はアマゾンの広告ビジネスはますます伸びると思っています。いつかアルファベットやフェイスブックに追い付く日が来るのではと思っちゃうくらいです。企業の広告予算には限りがありますから、アマゾンが伸びればアルファベット等が割を食います。

他のGAFA仲間もただ指をくわえてアマゾンの繁栄を見ているわけじゃありません。

あ、一応ですが、GAFAとは
Google
Amazon
Facebook
Apple
の4社のことですね。

フェイスブックはビザやペイパルなどと組んで仮想通貨「Libra(リブラ)」を発行しようとしています。アップルはゴールドマン・サックスと共同してApple Cardを今年の8月から運用開始する予定です。

これらの動きは共通の目的があると私は踏んでいます。それがユーザーの購買情報の獲得です。

フェイスブックの月間アクティブユーザー数は20億人を超えます。世界人口の4人に1人以上がユーザということ。恐ろしい・・。これだけのユーザがリブラを使って買い物をして、その購買情報がフェイスブックに蓄積されれば、より効果的な広告を打つことができます。

iPhoneの稼働台数は世界で9億台に上ります。しかも所得の高い先進国のユーザーが中心です。お金をある程度持っている9億人がApple Cardで決済すれば、その購買情報がアップル内部に蓄積されます。アップルは広告事業こそ行っていないものの、iPhoneユーザーの購買履歴は価値の高い情報でしょう。

GAFAの残りの1社アルファベットはどういう手を打ってくるんだろうか。検索プラットフォームとしての地位は盤石だけど、購買情報をすでに握っているアマゾン、握ろうとしているフェイスブックの後塵を拝すかもしれません。まあ最近の決算を見る限りは大丈夫そうだけど。

お金の流れは人々の欲望が集まった結果です。ホントに欲しいものにしかお金は使わないですから。GAFAはそれを牛耳ろうとしています。アマゾンのネット通販、フェイスブックのLibra(リブラ)、アップルのApple Card。

政治家がGAFA解体どうこう言ってますが、まああまりドラスティックなことはできないと思います。各社のサービスが消費者に著しい不利益を与えているとは思えないし。むしろ、アマゾンプライムなど生活を便利にしてコストを下げてくれています。

変化の早いハイテク業界ではありますが、GAFAの支配は少なくとも今世紀は続く予感がします。どこが一番有望かなんて全く見当も付きませんが、投資する価値は絶対にあると思います。バフェット(バークシャー)も最近アマゾンに投資したし、アップル株にはすでに多額を投じていますし。

情報を支配する者が21世紀のアルゴリズム社会を支配すると思われますが、キーは購買情報だと思うんです。お金と言う経済の血液の流れを掌握するということは、世界経済そのものを掌握するに等しいじゃないでしょうか。言い過ぎでしょうか。

まだ遅くない。GAFAのバリュエーションはいずれも異常ではありません。むしろ低く感じるくらいです。やはりいくらかはポートフォリオに入れておきたいところ。結果どうなるかは将来にならんとわからないけど、GAFAに全くアプローチしないのは不安です。

私は今のところアップル株を120万円ほど持っているだけ。もうちょい欲しい。ただ問題がありまして、アップル以外の3社はすべて無配ということ。ご存知の通り、私は無配企業には投資しない方針なのです。だからはよ配当出しなはれ。アルファベットもフェイスブックもキャッシュ有り余っとるでしょ・・。アマゾンはPER高いし、有配になるのはまだまだ先かなあ。

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