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【WFC銘柄分析】ウェルズ・ファーゴは米国の大手リテール銀行でバフェット銘柄

   

※2018年12月期決算データ反映、コメント刷新(2019/5/16)

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はウェルズ・ファーゴ(WFC)をご紹介します。

基本情報

会社名ウェルズ・ファーゴ
ティッカーWFC
創業1852年
上場1962年
決算12月
本社所在地カリフォルニア州
従業員数258,700
セクター金融
S&P格付A-
監査法人KPMG
ダウ30×
S&P100
S&P500
ナスダック100×
ラッセル1000

地域別売上構成比

100%米国内売上

セグメント別営業収益構成比

業績

バランスシート

資産

負債純資産

株主還元

連続増配年数

7年

過去10年の配当成長

年率+2.4%

この10年で配当は1.3倍になりました。

過去の株主リターン(年率、配当込み)

過去10年(2009~2018):+7.2%
過去20年(1999~2018):+7.1%
過去30年(1989~2018):+14.2%

バリュエーション指標(2019/5/16時点)

予想PER:8.9倍 最新情報はこちら

PBR:1.2倍 最新情報はこちら

配当利回り:3.9% 最新情報はこち

コメント

ウェルズファーゴは、伝統的な融資業務を中心にビジネスを展開している大手リテール銀行で、言わずと知れたバフェット銘柄です。1852年にヘンリー・ウェルズとウィリアム・ファーゴの二人が設立しました。

2008年にリーマンショックで経営危機に陥っていたワコビア銀行を買収し現在の規模まで拡大しました。全米に1.3万以上のATMを設置しており、支店数は全米トップです。総資産は約1.9兆ドルで全米銀行第4位。米国内の3世帯のうち1世帯はウェルズファーゴのサービスを利用しています。

時価総額はかつては全米銀行中トップでしたが、JPモルガンとバンカメに抜かれて現在は第3位につけています。時価総額下落のきっかけとなったのが2016年に発覚した従業員不祥事です。

従業員が顧客に無断でクレジットカードを発行したり、追加口座を開設したりしていたことがわかりました。従業員の問題もあるし、犯罪行為を誘発するWFCの会社としての体制にも問題があろうかと思います。WFCはこの件で1億8500万ドルの制裁金を支払っています。2017年になって更なる不正も発覚しました。

ウェルズ・ファーゴは格式高い金融機関というイメージがありますが、これら事件をきっかけにそのイメージに少し傷が付いてしまったかもしれません。FRBは当面の間、ウェルズ・ファーゴの総資産残高を現状の2兆ドル弱で維持するよう指示しています。

財務データを見てみましょう。

リーマンショックからの復調とワコビア銀行買収効果が織り込まれているFY09からのトレンドを見ると、この10年売上高(営業収益)はほぼ横ばいで推移していることがわかりますね。

FY18の売上高は848億ドルで前年比▲2.6%と減収。利息収入は増えましたが、利息以外の収入が減少しました。具体的にはモーゲージ・ローンの手数料、預金口座のサービス料などが減少しています。また、利息収入は伸びてはいますが、ローン残高は1%ほど減少しています。

FY18の純利益は223億ドルでほぼ前年並み。純利益率は26%。ROEは12%で他行と比べて高いです。

バランスシートを見てみましょう。総資産の約半分が貸出金です。他資産は短期投資やトレーディング目的で保有している有価証券などです。調達資本の約7割が預金で、約2割が借入金です。自己資本比率は10%。PBRは1.2倍。

FY10を底に増配が続いています。配当性向も40%未満で余裕があります。FRBの監査をパスできたこともあり、株主還元額は増加しています。FY18に200億ドル以上の自社株を買い戻しました。これはFY17の約2倍です。FY18の総還元性向は100%を超えました。

現在の配当利回りは4%近くもあります。過去、WFCの利回りがこれほど上昇したことはありません。果たして、今の株価は割安なのでしょうか・・。ちなみに、バフェットは最近WFCの持分を減らして、JPモルガンを買い増しています。

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