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バンガード[VIG]は連続増配10年超の優良企業を集めたETF。これぞシーゲル流だ!

      2019/04/01

※構成銘柄等の情報アップデート、コメントも更新(2019年3月31日)

「長期投資では高配当銘柄が有望なんだ!」

2016年米国株投資を始めた頃の僕はこう信じていました。

しかし、それは間違いだと気が付きました。収益、配当は長期投資家として大切な要素ではありますが、それイコール高配当銘柄に投資すべきということにはなりません。

配当利回りが低い銘柄や益回りが低い(PERが高い)銘柄を避ける必要はありません。もっと言えば無配株だって避ける理由はありません。大事なことは長期的に増益・増配を続けることができるかどうかです。そして期間全体での投資額当たりの利益、配当を最大化していくことが株主リターンの最大化に繋がります。今の配当、利益が多いか少ないかはさして重要なことではありません。

私は高配当銘柄ばかりに投資していますが、単に配当好きだからという理由からです。「高配当銘柄=長期投資に向いている優良企業」と言えるわけではありません。

今の高配当に誘惑されることなく、これからの増配を続けていける将来有望な銘柄に投資できるとよいです。

自分で見つけるのは難しい?

そんなあなたにはバンガード・米国増配株式ETF(VIG)がオススメです。

VIGは高配当ETFではありません。増配力に着目したETFです。今ではなく未来を見据えた商品です。


  VIG紹介

概要

NASDAQ USディビデンド・アチーバーズ・セレクト・インデックスの パフォーマンスへの連動を目指す。10年以上連続して増配の実績を持つ米国大型普通株で、前年比増配の実績を持つ銘柄を中心に構成されています。

経費率

0.08%

組入銘柄数

183銘柄

上位構成銘柄

ティッカー銘柄名比率
PGプロクター&ギャンブル4.2%
Vビザ4.1%
MSFTマイクロソフト4.1%
JNJジョンソンエンドジョンソン4.0%
WMTウォルマート3.9%
CMCSAコムキャスト3.6%
MCDマクドナルド2.8%
ABTアボット・ラボラトリーズ2.7%
MDTメドトロニック2.4%
MMMスリーエム2.4%
UNPユニオンパシフィック2.4%
ACNアクセンチュア2.2%
UTXユナイテッド・テクノロジーズ2.2%
COSTコストコホールセール2.1%
NKEナイキ2.1%
TXNテキサス・インスツルメンツ1.9%
NEEネクステラ・エナジー1.8%
LOWロウズ・カンパニーズ1.7%
LMTロッキード・マーチン1.6%
CATキャタピラー1.5%
SYKストライカー1.4%
ADPオートマティック・データ・プロセッシング1.4%
BDXベクトン・ディッキンソン1.3%
TJXTJXカンパニーズ1.3%
CBチャブ1.3%

上位10社構成割合:34%
上位25社構成割合:60%

セクター別構成割合

売買回転率

55%

分配金利回り

1.9%

過去10年リターン

2009年~2018年:11.7%(分配金再投資が前提)

  文句なしの優良ETF

183銘柄と分散されたポートフォリオですが、上位10銘柄だけで全体の3割以上を占めます。トップ銘柄はかつてはマイクロソフト(MSFT)でしたが、現在はプロクター&ギャンブル(PG)。MSFTは現在も3位にいます。構成割合2位は決済大手のビザ(V)。4位以下もジョンソン&ジョンソン(JNJ)、ウォルマート(WMT)、コムキャスト(CMCSA)、マクドナルド(MCD)と優良銘柄が続きます。

増配力に着目しているだけあって、上位陣の増配実績には目を見張るものがあります。MSFTやVは2000年代になってから配当を開始しているので連続増配年数は長くありません。しかし、これから配当王(連続増配50年以上)への道を駆け上っていくと思います。JNJは55年、WMTは43年、MDTは40年、ABTは45年、MCDは41年と素晴らしい増配記録を持ちます。

連続増配だから良い銘柄と安易に判断すべきではないかもしれませんが、ブラックマンデーやハイテクバブル崩壊、リーマンショックを乗り越えて配当を増やし続けているという事実に投資家として安心感を覚えます。配当が出せるということは、しっかり利益を出している証拠です。一貫して支払われる配当こそ、何にも勝るコーポレート・ガバナンスです。

経費率は0.08%と激安です。これほど優秀な企業群にまとめて投資できるのに、こんな安い手数料でいいのでしょうか。さすがバンガードです。

売買回転率が55%とやや高いです。最近では、今年2019年3月に比較的大きな銘柄入替がありました。プロクター&ギャンブルやビザ、コムキャストは新たにVIGに加わり、ペプシコとCVSヘルスが除外となりました。

分配金利回りは1.9%とS&P500平均とちょっと高い程度。VIGは高配当ETFではありません。今の配当は平均的ですが、今後の高い増配を期待でいる銘柄が選出されています。

ジェレミー・シーゲル氏の『株式投資の未来』で紹介された高リターンな銘柄は、平均的な配当利回りでPERも高かったけれど、マーケットの期待を遥かに超える増益増配を成し遂げることで株主に破格のリターンを提供しました。それはまさにこのVIGにいるような銘柄です。

私は2016年当時はVYMやHDVのような高配当ETFが「シーゲル流ETF」だと勝手に思っていました。しかし、今はVIGがもっとも「シーゲル流」に近いETFではないか?とさえ思っています。

まあ何が「シーゲル流」かなんてどーでもいいんですけどね(笑)。
明確な定義はありません。

VIGは文句なしの優良ETFです。

(関連記事)
ぬお!VIGの構成銘柄がめっちゃ変わっとる。憧れのビザ来たーー!

VIGのちょっと気掛かりな点。資本財セクターが多い。

以前よりは資本財セクターの割合下がったね。

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