3月末のポートフォリオ整理している中で、ふと何気なくバンガードVIGの構成銘柄チェックしたら大変動していて驚きました。

前回チェックしたのは昨年(2018年)の11月。その時のVIG上位10銘柄がこちら。

いいですよね。安心してホールドできる優良企業ばかりです。個別株で持ってるペプシコやメドトロニックも入っていますが、比較的個別株との重複が少ない点も個人的に好きな点。買いの機会を逃し続けてきたマイクロソフトがトップ銘柄なのも嬉しい。

それが!
どうやら最近大きな銘柄入替が起こったようです。

以下は2019年3月30日現在のVIG上位10銘柄です。
新規銘柄を黄色にしました。


上位銘柄が大きく変わってます!

主な新規銘柄はプロクター&ギャンブルとビザ

プロクター&ギャンブル (PG)がマイクロソフトを差し置いて、トップ銘柄となっています。これはどういう判断なんだろうか。PGは最近株価好調でバリュエーション的なお得感はないです。2020年予想EPSに基づくPERは21倍台。優良日用品メーカーですし歓迎ではありますが、このタイミングか~という感じはするな。

次にビザ (V)。これは嬉しい。数々の米国大企業の財務データを見てきましたが、その中でもビザの高収益っぷりは群を抜いています。毎年莫大な株主還元を続けながらEPSを成長させています。資本を用いることなく、価値を増殖できる現代のハイテク企業の権化みたいな存在です。

喉から手が出るほど欲しいけど、個人的な感情で投資していない銘柄が2つあります。ビザとアルファベットです。その一つであるビザがVIGに参画してくれた。これはもう大歓迎。歓迎の宴会を開きたいくらいです。

今回、ビザがVIGの銘柄に選ばれた理由は恐らく連続増配年数です。VIGは、10年以上配当を増やし続けてきた銘柄に投資するというルールの下運用されています。ビザは2009年以来増配を続けており、2018年を以って連続増配が10年に達しました。満を持して、VIGはビザを狩りに行ったものと思われます。

主な除外銘柄はペプシコ、CVSヘルス

除外された銘柄もあります。最も大きな除外がペプシコ (PEP)。昨年まではVIGの3.3%を占める主力の一角でした。なぜPEPを外したのか理由はようわかりません。個人的にはPEPは個別株で投資しているので、VIGにはいなくても問題なし。

あとは薬局大手CVSヘルス (CVS)が外されています。アマゾンが医薬品販売にも参入すると表明して以降、CVSの株価ボラティリティは高まっています。それが除外の背景かもしれません。

マイクロソフトが除外されてなくて一安心。