主要エネルギー関連企業のバリュエーションをまとめてみました(2018年9月8日時点)。ティッカーをクリックすると、銘柄分析記事に飛びます。

ティッカー 会社名 株価 予想PER 配当利回り
XOM エクソンモービル 81.8 14.7 4.1%
CVX シェブロン 114.6 12.8 3.9%
RDSB ロイヤル・ダッチ・シェル 2,479.0 10.5 5.8%
BP BP 42.0 11.7 5.8%
SLB シュルンベルジェ 59.7 21.8 3.3%
COP コノコフィリップス 70.2 18.5 1.6%
PSX フィリップス66 114.3 11.7 2.7%
OXY オキシデンタル・ペトロリアム 76.7 13.9 4.0%
HAL ハリバートン 36.8 13.2 2.0%

私はポートフォリオの15%~20%をエネルギーセクターにしてもいいかな~と考えています。

将来、化石燃料がどれくらい生き残るのか予見するのは難しいですが、環境に悪いイメージも相まって投資家期待は低く、長期での投資リターンは高くなるチャンスがありそうです。が、不安感も大きいので20%が限度です。

目標ポートフォリオは
エクソンモービル(XOM):5%
シュルンベルジェ(SLB):5%
???(新規銘柄検討中):5%
です。

今エクソンモービルがポートフォリオ全体の9%も占めている状態なので、少しずつ割合を減らしていく予定です。んで、「???」の新しい銘柄に分散させたいです。新しい銘柄は、シェブロンやBP、ロイヤル・ダッチ・シェル等の石油メジャーにする公算が大です。

エネルギーセクターのバリュエーション判断は特に難しいです。市況によって業績が変動する運命にあるので、PERの高低で割高割安を判断しずらいです。PERが50倍近くになっていた時こそ絶好の買い場だった、なんてこともあり得ます。生活必需品セクターでPER50倍にもなっていたら買い控えるべきですが、エネルギー企業はそうとは言えません。

PERで判断するのが難しいとは言え、同じエネルギー企業同士のPERを比較するのはそれなりに有意義かな~と思います。大手石油メジャー4社の予想PERをグラフ化すると以下の通り。

単純にPERで見るとエクソンがもっとも割高で、ロイヤルダッチシェルが割安です。
ま、参考程度です。

最近のエネルギー銘柄は高配当なのも嬉しいところです。

今年ほぼず~っと利回り4%超を維持しているエクソンですが、ここまで利回りが高くなっているのは珍しいです。2000年以降のエクソンの利回り推移を見ると、株価が下落して利回りが高まっている時でもせいぜい3%くらいです。2008年のリーマンショックで株価が急落したときもそれくらいです。

配当利回りが高い=割安というわけではありません。しかしながら、今の4%を超える配当を貰いながら、粘り強く再投資を続ければ相応のリターンで報われる可能性は高いと思っています。エネルギー株は他のセクターに比べてボラティリティが高いので、辛抱強さは求められます。