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【USB銘柄分析】USバンコープは全米5位の地方銀行だが実力は全米トップクラス

   

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はUSバンコープ(USB)をご紹介します。


  USB財務情報等

基本情報

会社名 USバンコープ
ティッカー USB
創業 1863年
上場 1984年
決算 12月
本社所在地 ミネソタ州
従業員数 71,191
セクター 金融
S&P格付 A+
監査法人 EY
ダウ30 ×
S&P100
S&P500
ナスダック100 ×
ラッセル1000

 

地域別売上高

100%米国内売上高

 

業績

 

株主還元

 

連続増配年数

6年

 

バリュエーション指標等(2017/9/27時点)

PER:16.3倍 最新情報はこちら

配当利回り:2.2% 最新情報はこちら

配当性向:35% 最新情報はこちら

 

感想

USバンコープは全米5位の金融持ち株会社で、傘下に商業銀行のUSバンクを保有しています。個人向け融資、法人向け融資、証券・決済業務など総合金融サービスを提供しています。

USバンコープは地方銀行ながら伝統的な融資業務中心でかつ高収益体質であり、金融セクターで長期投資を考える投資家に人気の銘柄です。預金残高、融資残高ともに堅調に伸びています。

USバンコープはAIを活用した効率的な住宅ローン申請を増やしてさらに業務を効率化させる方針です。平均6週間掛かる住宅ローン手続きを4~5日に大きく短縮化できる可能性があるとのことです。

USバンコープも他の銀行と同様にFRBのストレステストに合格しています。現在のUSBの配当性向は35%ほどです。

金融セクターの隠れ優良企業のUSバンコープの財務諸表をチェックしてみました。

売上高はリーマンショックの影響があったであろうFY08、FY09ともに大きくは減っていません。欲を出してリスクの高い証券化商品には手を出さずに、地道に本業に邁進していた姿勢が数字から感じ取れます。ただし、利益自体がやはり下がっていますが。

売上高はFY12以降の5年間は概ね200億ドル前後で安定推移しています。この辺が、融資業務中心の商業銀行の安心できる点です。四半期損益が毎回大きく変動する企業よりも、USBのように安定している企業の方が長期投資では望ましいと思います。

純利益率は30%弱あり、ウェルズファーゴよりも高いです。ROEも14%ほどあり競合他行に比べ優秀な数字です。

配当はリーマンショックの影響でFY08、FY09と減配しています。しかし、減配の規模はウェルズファーゴやバンカメ、シティグループに比べれば幾分マシではあります。USBの保守的な経営方針が功を奏した結果でしょう。

FY11以降は増配を続けています。USBの他の銀行銘柄の例に漏れず、自社株買いの金額が多いです。直近5年間の自社株買い金額は22億ドルで、配当総額18億ドルを上回っています。総還元性向は約80%です。

USBの経営は安定していますしFRBのストレステストにもパスしていますので、今後も安定した増配が期待できそうです。

ぱっと見の収益性で見れば、USBはWFCを超えていると感じます。金融銘柄と言えば、バフェット銘柄のウェルズファーゴの名前が先ず挙がりますが、USバンコープも忘れずにいたいところです。USバンコープは金融セクターの有望銘柄だと思います。

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