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米国会社四季報で見つけた 一風変わったユニークなETF

      2016/10/03

米国会社四季報を最近、寝る前にパラパラと眺めています。

会社情報ではなくETFの欄を眺めているといろんなETFがあるなあと気づきます。

私はバンガードが好きでバンガード以外のETFを積極的に探していなかったのもあって、初見のETFがたくさんありました。

バンガードのETFですら、知らない銘柄の方が多かったくらいです。

見ている中で、こんなETFあるんだなと思った銘柄があったのでちょっとご紹介。

ほとんど投資する気にはなれない銘柄なので遊び半分です。
ただ、一つだけ投資してもいいのではという銘柄がありましたが。

ティッカー 名称 経費率
WOOD iシェアーズ グローバル・ティンバー&フォレストリー ETF 0.47%
MOAT マーケット・ベクトル モーニングスター・ワイド・モート ETF 0.49%
PBD パワーシェアーズ グローバル・クリーン・エネルギー・ポートフォリオ 0.75%
HACK ピュアファンズ・ISE・サイバー・セキュリティ ETF 0.75%

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  WOOD

WOODは木材および林業セクターのグローバル株で25銘柄で構成されています。
REITも対象。

ティッカーコードのWOODはまさにそのままですね。

木材・林業だけにフォーカスするというなかなかレアな発想のETFだと思いました。

失礼ながらこんな商品買う人いるのでしょうか? と内心思っています。

実は日本企業も1割ほど含まれていて、主な銘柄だと住友林業です。
保有割合4位で5%ほど占めています。

運用実績は悪いです。
5年間リターンが年率0.39%です。
債券に投資していたほうがましです。

正直、このETFはコアにならないのはもちろんのこと、サテライトとして保有することすら推奨できません。

WOOD_1

 

wood_2

 

   MOAT

モーニングスターが選んだワイドモート(継続的な収益力のある)な米国株20銘柄で構成。

こんなETFあるんですね!

私が知らなかっただけで、もしかして個人投資家界隈では結構有名な商品なのでしょうか?
今回取り上げた4本のETFで唯一投資する価値があると思った商品です。

バフェットは素晴らしい企業を安値でなくてもいいから、そこそこの価格で買って長期保有することが大切と言っています。

ここで言う素晴らしい企業の例えとして、深く広い「経済の堀」を持った企業という表現をしています。
深く広い「堀」を持つ企業は、他の企業にそう簡単に侵食されることはないため、低投資で安定した営業キャッシュを稼ぐことができそれはもはや株式ではなく疑似債券とも言える、とバフェットは言っています。

ここで言う「経済の堀」のことを英語で”Economic Moat”と言います。

このMOATというETFはバフェットのこの表現にあやかって名付けられたものと推測します。

早速、組入れ銘柄を見てみましょう。

MOAT

保有比率1位はセントジュードメディカル(STJ)。
不整脈や心不全を治療する植込み型の除細動器や心臓ペースメーカーなどを製造販売する医療機器の世界大手です。
あれ、セントジュードって最近、アボットに買収されたような覚えがありますが。。

組入率2位モンサント(MON)です。
S&P100にも入っている大型企業で、バイオテクノロジーを用いた農作物製品を開発する化学メーカーです。

組入率3位はノーフォーク・サザン(NSC)。
こちらもS&P100構成銘柄。
東海岸に展開する鉄道会社です。

組入率4位はマッケソン(MCK)。
医薬品流通で北米トップの企業でS&P500構成銘柄。

組入率5位はバンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BK)。
アメリカ合衆国建国の父の一人、アレクサンダー・ハミルトンが創始者で世界最大の信託銀行です。

6位、7位は日本人もなじみ深いビザとマスターカードです。

さて、組入銘柄について詳しい知識がないので何とも言えませんが、これがモーニングスターが選出したバフェット銘柄ということでしょうか。

実際にバフェットが投資しているコカ・コーラやウェルズ・ファーゴなどは入っておらず、バフェット銘柄とはだいぶ異なるようです。

3年リターンは9.8%で結果はしっかり残しています。

ノーフォークサザンのような鉄道会社は確かに、他社参入が容易ではなく広く深い”Economic Moat”がありそうな企業です。

ビザとマスターカードは確かに”Economic Moat”がある典型的な企業だとは思いますが、最近はフィンテックの動向もあり未来永劫安泰ではない気がします。

非常に興味深いETFだと思います。
コア資産にはできませんが、サテライトして一部保有するのはありだと思います。

  PBD

世界のクリーンエネルギー関連株で構成される指数に連動するETFです。
組入銘柄数は105。

クリーンエネルギーに着目した珍しいETF。
個人的にはこう言った環境に優しい会社的な大衆受けのよさそうな銘柄は、投資リターンは乏しい印象です。
実際にこのETFの5年間トータルリターンは△12.95%です。

シーゲル教授の『株式投資の未来』によれば、過去200年でもっともパフォーマンスが良かった企業はたばこ産業のフィリップモリスです。

人体に害を与えるたばこ事業の会社の投資リターンが最も高いというのは皮肉です。
このような会社は一般的に大衆受けが悪いので株価が高騰することなく、しかしキャッシュは株主にガンガン還元していたので、配当再投資によって莫大な投資リターンを生んだのです。

クリーンエネルギーにような響きのいい会社は大衆受けがいいので、無知な投資家から金を巻き上げやすく無駄に株価が高まりがちで、かと言って他の産業に比べて収益性がいいわけでもないので高い投資リターンは望みにくいと思います。

具体的な構成銘柄はわかりませんでした。
このPBDへの投資は少額であっても推奨できません。

 HACK

サイバーアークソフトウェアなどサイバーセキュリティ関連の34銘柄で構成。

HACKというティッカーも特徴的な、サイバーセキュリティ特化の珍しいETF。

2014年11月に設定された新しいETFなのでリターン実績はわかりませんが、最近1年のリターンは△22%と悪いです。

こちらが主要構成銘柄。

HACK

知らない企業ばかりなので、なんとも言えません。

このETFも興味心でご紹介しましたが、敢えて投資する価値はないと思います。

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