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バフェットが言う「株式債券」、「疑似債券」の罠

   

バフェットは消費者独占型の優良企業の株式を「株式債券」や「疑似債券」と表現することがあります。

将来のキャッシュフローが極めて安定しているため、もはや確定利付きクーポンを得られる債券のようなものだという意味です。褒め言葉です。バークシャーが保有しているアップルやコカ・コーラなどは「株式債券」に該当しそうです。

長期投資では「株式債券」、「疑似債券」と見なされるほどのピカピカ優良企業の株だけを厳選して買い集めた方が良い結果になると私は考えています。

が・・、ここには一つ矛盾があります。

それは「債券のようにキャッシュフローが安定している(疑似債券)」ということは、債券のようにリターンも低くなることが妥当ではないかということです。そういった超優良株はPERも高くなりがちです。「疑似債券」ですから、PERが高く(=益回りは低く)て妥当なのです。

疑似債券って言うくらいなんだから、リターンも債券並みに低くても文句は言えないと思いませんか?

債券並みの利益(配当)安定性を享受しつつ、高い投資リターンまで得ようなんて虫がよすぎると思いませんか?

でも、私はそれでも疑似債券と言われるくらいの優良株を保有することが、長期投資の一般解だと思っています。

そこが矛盾点です。優良株の利益安定性が「疑似債券」のようなら、リターンも「疑似債券」のように低くなるはずです。

では、なぜ少なくとも歴史的には「疑似債券」と言われるような優良株の投資リターンが卓越していたのか?

コカ・コーラやペプシコ、プロクター&ギャンブル、コルゲート・パルモリーブ、ブリストルマイヤーズ・スクイブのような「疑似債券」的銘柄の投資リターンは、債券どころかS&P500指数までをも遥かに上回るリターンを叩き出せのか?

答えは、、わかりません(汗)。
ここは結構、謎だな~と思っています。

個人的な意見としては、キーワードは時間です。人はせっかちで早く利益を得たいので、「疑似債券」的な優良株を避けがちなのかもしれません。コカ・コーラやプロクター&ギャンブルのような優良株はPER20倍でも実は割安で、そのクオリティを考えればPER30倍くらいあってもおかしくないのかもしれません。

絶対の正解はありません。

が、この辺の自分なりの投資哲学、投資観を持っておかないと、短期的な株価上昇が緩慢な成熟優良株を長期で保有することは精神的にしんどいかもしれません。

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