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FRBが利下げしても底堅い値動きが期待できる銘柄

   

株価とは将来キャッシュフローの割引現在価値の合計です。

利下げは割引率を引き下げて、資産価格を押し上げるので株式投資家に経済的メリットをもたらす面があります。しかし、将来キャッシュフローという観点で見ればマイナス要素もあります。なぜなら、利下げはFRBの景気低迷予測を示唆しているからです。なので、利下げで株価が下がるシナリオも想定しています。

つい1年前はまだまだ利上げ途中だぞっていう雰囲気だったのに、今では一転して利下げを予想する声が多いです。以下は、米国債のイールドカーブです。

(Source : bondsupermart

オレンジの線が1年前のデータです。右肩上がりの順イールドですね。

一方で赤の線が現在のイールドカーブです。現在は3年債の利回りがもっとも低くなっています。2年債と10年債の関係はまだ順イールドですが、全体的にU字型の曲線になっていますね。マーケットが利下げを予想している証です。

金利低下、経済成長低迷が予想される中、市場平均を超えるパフォーマンスが期待できる銘柄とは何か?

今週のバロンズの一文を紹介します。

FRBの利下げがイールドカーブのスティープ化や経済活動およびインフレの刺激という効果をもたらすかどうかも定かでない。

クレディ・スイスの米国株式ストラテジストであるジョナサン・ゴルブ氏は、短期的な相場上昇のために必要となるのは「経済の改善」であるため、貿易関連株の押し目買いには慎重だと述べる。一方で、2~3年のスパンで考える投資家はバリュー株よりグロース株新興国市場より米国市場を優先すべきだと主張する。同氏は、米国株では長期的成長を見込めるヘルスケアセクター、加えてソフトウエア、ネット販売、サービスに注力し、キャッシュフロー創出力の高いハイテク銘柄を選好する。

バロンズ

そして、具体的な推奨ETFとしてバンガード・米国情報技術セクターETF(VGT)とヴァンエック・ベクトル・モーニングスター・ワイドモートETF(MOAT)の2つを紹介していました。

ってことで、両ETFの構成銘柄を見てみました。

先ずはVGTの上位構成柄。

ティッカー 銘柄名
MSFT マイクロソフト
AAPL アップル
V ビザ
CSCO シスコシステムズ
MA マスターカード
INTC インテル
ORCL オラクル
ADBE アドビ
PYPL ペイパル
IBM IBM
ACN アクセンチュア
CRM セールスフォース・ドットコム
AVGO ブロードコム
TXN テキサスインスツルメンツ
NVDA エヌヴィディア

続いてMOATの上位構成銘柄。

ティッカー 銘柄名
AMAT アプライド・マテリアルス
CMP コンパス・ミネラルズ・インターナショナル
MDLZ モンデリーズ・インターナショナル
DIS ウォルト・ディズニー
GIS ゼネラルミルズ
AMZN アマゾン
MCK マッケソン
FB フェイスブック
GWRE ジェンダ・ゲームズ
CPB キャンベル・スープ
ABC アメリソース・バーゲン
TROW Tロウ・プライス・グループ
KLAC KLAテンコール
CMCSA コムキャスト
WU ウェスタン・ユニオン
MCHP マイクロチップ・テクノロジーズ
BLK ブラックロック
ZBH ジンマー・バイオメット・ホールディングス
MDT メドトロニック
CRM セールスフォース・ドットコム
GILD ギリアド・サイエンシズ
PM フィリップモリス・インターナショナル
SCHW チャールズ・シュワブ
EMR エマソン・エレクトリック
CAT キャタピラー
K ケロッグ
D ドミニオン・エナジー
CAH カーディナル・ヘルス
WFC ウェルズ・ファーゴ
INTC インテル

バロンズが指摘している通り、利下げは高い利益成長が期待できるハイテク銘柄に有利です。金利低下によって遠い将来のキャッシュフローの割引現在価値が増加する効果が相対的に大きいからです。

金利はこれからどう動くのでしょうかね。債券市場は株式市場以上に読めないなあと感じます。私が生まれてこの方(1987年~)、債券はずっと強気相場でした(債券利回りは低下)。そろそろ反転するのでしょうか。しかし、インフレ率はあまり上がる気配がありませんね。これだけ失業率が低い状態が続いているというのに。

現在の低金利、低インフレが常態化するなら米国株のバリュエーションはそれほど高くないと思うんですけどね。まあ、Time will solveか。あまり考え過ぎてもしゃーないかな。

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