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株価は長期的には常に不合理である、、とHiroは最近よく思う

   

株式投資ってやっぱり不思議だな~って最近よく思うんです。
なんで、株式投資って長期的には(少なくとも歴史的には)儲かるんだろうかって。

S&P500は今までずーーと右肩上がりを続けています。
配当も加味すれば、その右肩上がりのチャート以上の利益を得ることになります。

(古いデータですみません)

株価って不思議だと思いませんか?
特に大型株は大勢のアナリストや機関投資家がウォッチしているから、常に株価は合理的な水準になっているとか言われますよね。

じゃあ、株価が常に合理的ならなんで株式投資が儲かるのかっていう疑問が出てきます。

合理的って言葉が、将来のキャッシュフロー・配当を織り込んでいるという意味なら、株価が常に合理的なら株式投資は儲からないと思いませんか?

だって、その株価には将来の配当がすべて合理的に織り込まれているのですから。

株式投資はビジネスそのものだから、投資先企業がきちんとビジネスを続けて継続的に利益を出し続ければ株主も儲かるでしょっていう発想がありますよね。
でも、その将来の利益がすべて合理的に株価に織り込まれているなら、その株価で株式を買った投資家は儲からないですよ。

株式投資が長期的に儲かるってことは、株価は長期的には常に不合理だということではないでしょうか。

株価は常に非合理なんですよ、きっとそういうことだ。

ジョンソン&ジョンソン(JNJ)とかコカ・コーラ(KO)みたいな、将来の安定した収益が予測できるスーパーディフェンシブ銘柄であっても、その将来の利益(配当)は株価には完全には織り込まれていないということです。

いや、「完全には」織り込まれていないじゃない。
「全然」織り込まれていないということかな。

だって、JNJやKOなどの高配当ディフェンシブ株は、歴史を振り返れば長期で非常に高いリターンを叩き出してきたわけじゃないですか。
配当再投資を続けることで、市場平均をアウトパフォームしてきた実績がありますよね。

ってことは、JNJやKOの株価には将来の利益(配当)がかなり不正確にしか織り込まれていないことになります。
だからこそ、株価に将来の配当が適切に織り込まれていなからこそ、将来の配当が実現していくにしたがって投資家は利益を享受できるのではないでしょうか。

そもそも、配当利回りが3%とか国債利回りを超えている時点で、株価は将来の配当を完全には織り込まれていないことを意味しています。

株価は長期的に常に不合理なんです。
だからこそ、株式投資は利益を生むと言えます。
なんで株価が不合理なのかと言えば、それこそいわゆる投資家のリスク認識という奴でしょう。

投資家のリスク認識が相対的に低いと思われるJNJやKOのような安定銘柄ほど、なぜか株価が将来の配当をきちんと織り込めていないというのは、私たち長期投資家には朗報ですね。
もはやフリーランチに見えてきます。
(でも、それは実際にはフリーランチじゃないよねって以前別の記事に書きました。)

長期的な株式投資で利益を得るうえで最も大切なことは、「永続する」だと思います。
永続してキャッシュを生み出して株主に還元してくれるからこそ、長期株式投資は儲かります。
というか、きちんとそういう長期的に存続して稼ぎ続ける会社に投資しないと儲かりません。
新興国株式への長期投資に今は否定的になってしまったのは、このビジネスの永続性が弱いと思うからです。

この「永続する」は前提、、大前提。
「永続する会社が本当の利益をもたらす」という『株式投資の未来』の副題通りです。

なんですがね。

その前提は絶対に必要なのですが、株式投資という金融投資が利益をもたらす謎を考えると、株価という投資原価の決定理論にどうしても行き着きます。
株価が常に不合理に決定されるからこそ、株式投資は儲かるようになっているんだろうなって思います。

 

P.S.

株価は常に不合理だって主張しました。
ですが、、株価は常に合理的だとも言えます。

最後に急に結論を変える気かって??

いえ、そういう意味ではありません。

これは「合理的」という言葉の定義次第なのかなあと思います。

結局世間一般で「株価は将来キャッシュを合理的に織り込んでいる」と言っているのは、将来キャッシュをいくらかは割り引くことが前提の「合理的」ということです。
いくらかは割り引かれることは不確実な株式投資の世界では当然だということです。

だから、一般的な株式バリュエーションで将来配当を割り引くときは、無リスク利回りに一定のリスクプレミアムを乗っけるわけです。
一定のリスクプレミアムが乗っかることが前提の上で、将来の配当が株価に適切に織り込まれていることを「合理的」と表現しているということです。

そう考えると、やっぱり株式投資の利益は投資家のリスク認識・恐怖感次第で大きく変わってくるんだろうな~って思います。
リスク認識が上がることで、世間一般の「合理的」を超える割引率が株価に適用されて株価が割安になるのでしょう。

やはり暴落は大きな利益を生むと言えそうです。

 - 投資理論・哲学