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【SJM銘柄分析】JMスマッカーはコーヒーやピーナッツバターを販売する食品大手。ペットフードもやってます。

   

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はJMスマッカー(SJM)をご紹介します。


    SJM財務情報

基本情報

会社名 JMスマッカー
ティッカー SJM
創業 1897年
上場 1965年
決算 4月
本社所在地 オハイオ州
従業員数 6,910
セクター 生活必需品
S&P格付 BBB
監査法人 EY
ダウ30 ×
S&P100 ×
S&P500
ナスダック100 ×
ラッセル1000

 

地域別売上高

9割以上が米国内売上

 

事業構成

 

業績

 

キャッシュフロー

 

株主還元

この記事を読むともっとこのグラフを理解できます!

 

連続増配年数

15年

 

バリュエーション指標等(2017/12/19時点)

PER:24.9倍 最新情報はこちら

配当利回り:2.5% 最新情報はこちら

配当性向:40% 最新情報はこちら

 

感想

JMスマッカーは、主に米国内でコーヒーやジャム、ゼリー、ピーナッツバター、ベーキングミックスなど消費者向け食品事業を営んでいます。ペットフード事業もあります。

コーヒー部門が最も大きく売上全体の3割を稼ぎます。コーヒー部門には「フォルジャーズ」、「ミルストーン」といったブランドを抱えています。また、ダンキンドーナツにコーヒーを提供しています。コーヒー部門以外では、ピーナッツバターの「ジフ」やケーキミックスの「ピルズベリー」などが有名です。

SJMのビジネス構造の特徴として、ウォルマート(WMT)への出荷高が全体の30%以上を占めるという点があります。一つ顧客に売上高の大半を依存するのは一般的には危険と言われます。その大口顧客に足元を見られる危険もありますし、万が一その顧客から取引を切られれば売上高が大幅に減少するからです。しかし、ウォルマートは言わずと知れた米国小売りトップでアマゾンへの対応策も盤石ですし、SJM側もブランド力のある製品を多数保有しています。WMTとSJMはwin-winの良好な関係を築いていると言えそうです。

WMTに限らずSJMは少数の顧客に依存している傾向があります。しかし、SJM経営陣は同社が高い消費者需要のある製品を販売しているので、特に問題視していないようです。

JMスマッカーの過去10年分の財務データを確認しました。

売上高はFY15に大きく上昇していますが、これはペットフードのビッグハート・ペットを買収した影響です。米国内を中心とした食品事業なのでオーガニックな成長率は高くありません。FY16は前年比で売上が減少しました。ドル建て売上高が9割超を占めるのでドル高の影響はほぼなしです。コーヒー部門だけでなく、全部門で減収となりました。

キャッシュフローはきちんと出ています。営業CFマージンは平均して15%ほどあり高収益です。

配当は毎年きちんと上昇しています。リーマンショックの時も減配していません。自社株買いにも積極的です。直近5年間を見れば、2014年度以外は全年度で配当総額より自社株買い金額の方が大きいです。総還元性向は100%を超えており、稼いだ利益の全額を株主に還元しています。

株価は2016年夏の150ドル付近をピークに、2017年11月には一時100ドルを割り込むまで売られました。アマゾンや他新興ブランドのPB商品にシェアを奪われるリスクをマーケットは感じ取っているようです。SJMはブランド力のある商品を展開していますが、ペプシコやクラフトハインツに比べて競争力は劣ると言われます(WSJ曰く)。

JMスマッカーのコーヒーやピーナッツバターは今後も米国民に愛され続けると思います。食品事業は地味で注目を集めませんが、配当目的の長期投資対象としては大変魅力的だと思います。利回りが高まっている現在、SJMは仕込み時かもしれません。

 - 米国株銘柄分析