某上場企業の経理部で働いています。
始業は9時なのですが、大体8時〜8時半くらいには出社しています。
別に意識高い系というわけではなく、朝自分のデスクでゆっくりコーヒーとパンを食べながらネットでニュースチェックをしたいからです。

いつものパターンは、ヤフーファイナンスで前日のNY株価などの指標チェック→グーグルニュースをざっと読む→日経マネー研究所の記事を読む
という流れです。

この流れの最後に出てくる日経マネー研究所は、最近日経電子版が再構成されて新しく開設されたサイトなのですが、これが非常に良い記事が多くて気に入っています。
昔の日経電子版のマネー記事は大半の記事が有料会員のみ閲覧可能だったのですが、これは会員でなくてもすべての記事が読めるうえに、記事の品質も上がっています。

例えば、『投資家が「お金」よりも大切にしていること』の著者でレオス・キャピタルワークス代表の藤野英人さんの記事や、『老後貧乏にならないためのお金の法則』や『月光! マネー学』の著者で日経新聞社の田村正之さんの記事などがあり、いつも楽しく読ませて頂いています。

先日、いつものようにこの日経マネー研究所を朝に見ていると、なんとあのシーゲル先生のインタビュー記事が載っているのを発見しました!
朝から一人コーヒー飲みながら興奮してしまいました(笑)。
シーゲル先生の記事を無料で載せてくれるなんて、ホントに日経様には感謝です。

シーゲル先生はペンシルベニア大学ウォートン・スクール教授(金融学)の方で、彼の著書であり世界的ベストセラーになった『株式投資の未来』や『株式投資(第4版)』は、長期株式投資を行う私のバイブル的な存在です。

特に『株式投資の未来』は何度も読み返した本で、株式投資の利益の源泉が何たるかを理解する上で非常に勉強になりました。

そのシーゲル先生の記事はこちらです。
「長期投資なら株式投資がベスト」 シーゲル教授に聞く

 シーゲル先生の経済予測

記事の中でシーゲル先生が言っている内容の要点をまとめます。

・アメリカはドル高を甘受すべきだが、輸出が急減する場合FRBは利上げに慎重になるべき

・原油価格の適正値は1バレル50〜60ドル
1バレル50ドル付近まで戻るのは2018年〜2019年と予測

・現在の米国株式市場のPERは歴史的にみるとやや高い水準に見えるが、低金利であることを鑑みると適性値といえる。

・FRBの2016年の利上回数は1回と予想

・時期大統領は民主党ではヒラリー・クリントン、共和党ではマルコ・ルビオがベスト

・リーマンショックのような金融危機が起きるとは考えていない

・新興国は昨今通貨安株安に直面したが、新興国に対する株式投資も将来は報われるだろう

・日本の株式市場はPERはリーズナブルな水準

・アメリカ株式と日本株式は、長期的に買い推奨

お偉い先生であれ将来の経済予測が当たるわけではなく、このシーゲル先生の発言を受けて私の投資ポートフォリオが変わることはありません。

ただ単に尊敬している方の経済予測を読めただけで満足です。

 

 長期投資が報われることがよくわかるグラフ

最後に、この記事に掲載されていたグラフを載せたいと思います。

グラフ

株価が下落して不安になる時は、このグラフをみて冷静になっています。

オットー・フォン・ビスマルクの言葉
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」

歴史に学べば、長期では株式投資が最も報われます。