今日、ビザ(V)のFY18年次報告書を見ていました。ビザは数多くある米国企業の中でももっとも高収益な企業の一つです。

シンプルに利益率が高く、利益も成長している。しかも株主還元もしっかり。配当利回りは0.7%と低いですが、自社株買いをたくさんやってます。2018年度は配当総額19億ドルの自社株買い72億ドルです。総還元性向は88%ですが、税制改革による一時利益があるので実質的には総還元性向は100%近いです。

あ、でね、ビザのPER、配当利回りを見ていて気が付いたことがあるんです。
予想PER:23倍
配当利回り:0.7%

ん、、うちの会社と同じ数字やんか!!

私は某国内メーカーに勤務しています。まあまあ儲かっており、ROEや営業利益率はTOPIX平均は超えていると思います。が、、当然ながらビザの収益性には全く敵いません。

自分の会社とビザとがほぼ同じバリュエーション。これでビザを選ばない理由がない。持株会だといくらか購入補助が出るけど、そんな数%の補助なんざ長期での投資リターンを考えたら誤差でしかありません。持株会に入るくらいならビザ株買います。

2社がなぜ同じ価格で売られているのか不思議でならん。

勤めている会社は風通しが良く好きですが、投資家として食指は伸びません。やはり普段米国企業の決算書ばかり見ているとね・・。ストレスフリーで働きやすくリストラも(今のところ)ないから、うちの会社はビジネスの割に資本利益率が低いのかなってたまに思います。「子会社管理」とか言ってテキトーに海外子会社の決算書とか眺めているだけで年収1200万円もらっているオッサン普通にいるんで・・(経理部じゃないです)。過去の功績に対する報酬なのかな。まあ、自分が給料以上の働きができているのかって言われたら自信はありませんが。自分を棚に上げて言ってます。

ところで、ビザの社員は持株会とかあるんかな。アメリカにも持株会ってあるんやろうか。もしあるなら、自分がビザの社員なら絶対入会するわ。人的資本と金融資本の分散、、確かにそれは大事。でもビザのような優良企業なら労働も金融も集中投資して問題なさそう。