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【SBUX銘柄分析】スターバックスは最も成功した世界最大のコーヒーチェーン

   

※2018年9月期決算データ反映、BSデータ追加、コメント刷新(2018/11/21)

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はスターバックス(SBUX)をご紹介します。


   スターバックス財務情報

基本情報

会社名 スターバックス
ティッカー SBUX
創業 1985年
上場 1992年
決算 9月
本社所在地 ワシントン州
従業員数 254,000
セクター 一般消費財・サービス
S&P格付 A-
監査法人 Deloitte
ダウ30 ×
S&P100
S&P500
ナスダック100 ×
ラッセル1000

 

地域別売上構成比

 

商品種類別売上構成比

 

業績

 

キャッシュフロー

 

バランスシート

資産

負債純資産

 

株主還元

※FY13は純利益過少で配当性向、総還元性向ともに異常値となるので便宜上100%としている。

 

連続増配年数

7年

 

過去8年間の配当成長

年率+34%

この8年で配当は10.5倍になりました。

 

バリュエーション指標等(2018/11/21時点)

予想PER:22.3倍 最新情報はこちら

配当利回り:2.1% 最新情報はこちら

 

コメント

スターバックスは全世界75カ国で展開する世界最大のコーヒーチェーンです。日本にも数多くの店舗がありますね。特に都内は主要駅周辺には必ずあります。

私は勉強もブログもあまり家で作業できない性格でして、いつも都内のどこかのスタバで作業していることが多いです。スタバのコーヒーが特に美味しいとは思わないのですが(笑)、落ち着いた雰囲気で長居できる環境が好きで通ってます。学生時代は高くて行けなかったスタバ。社会人の今ではスタバくらいいつでも気軽に入れます。そんな些細なことが自分にとって小さな幸せだったりします。

直営店とフランチャイズ店があります。フランチャイズ込みで全世界で約3万店舗あり、うち約半分の1万5千店舗が直営です。マクドナルドなどがフランチャイズ化を推進しているのとは対照的に、スターバックスは未だに直営が多いです。

ちなみに、日本の店舗はほぼすべて直営店です。スタバの店員さんはとても愛想がよくて気持ちいい方が多いですが、フランチャイズではなく直営なのが影響しているのかもしれません。コストを掛けてでも直営店運営にこだわっているのは、サービスの質を落としたくないからという理由が大きいのかな。

直営約15,000店舗の内、米国に約9,600店、中国に3,500店、日本に1,300店、カナダに1,100店あります。特に中国での店舗数増加が顕著です。この1年で2倍以上に増えています(1,500→3,500)。フランチャイズを直営化した影響があるようです。

今年、ネスレとの業務提携を発表しました。ネスレにスターバックスブランド商品の販売権を与え、その見返りに70億ドルのロイヤリティを受け取りました。スタバ株主からしたら突然舞い込んできたボーナスといった感じですね。それは財務諸表にしっかり表れています。この後見ていきましょう。

 

 

財務データについてです。

売上高は毎年増加しておりこの10年で2倍以上に成長しました(CAGR+9.1%)。粗利率は60%あり高収益。ドトールで200円のコーヒーがスタバでは300円。コーヒー一杯と食事1品注文したら千円近くはしますからね~。高価格が高いマージンに表れています。まあ、私は302円で最安のホットコーヒー(S)で3時間近くも滞在するカネにならない客ですw。それでも、これまでスタバに落としてきたお金を集計すると相当な額になると思います。

FY18は増収増益と好決算でした。前年比で売上高+10%に対して純利益は+50%と大きく伸びました。年次報告書の注記によると、中国合弁会社買収によって14億ドルの一時利益が出たとあります。詳細はわかりませんがこの一時利益を除外すれば、純利益は+7%くらいに落ち着きます。

キャッシュフローを見ると、FY18に営業CF、フリーCFともに急上昇していますね。これはネスレからのロイヤリティが約70億ドル含まれているためです。ちなみに、この70億ドルはPLでは収益にしておらずBSで「繰延収益」として負債認識しています。この負債(繰延収益)が今後一定の年数で、徐々にPLで収益化されていきます。利益とキャッシュに大きなズレが生じているので留意しましょう。

バランスシートを見てみましょう。流動資産と固定資産で半々。流動資産はほぼすべて現預金です。9月末時点で90億ドルも現預金があります。固定資産は店舗設備等の有形固定資産と、のれん等の無形資産が半々くらいです。

負債純資産を見るとFY18に負債が増え、自己資本比率が5%にまで低下していることがわかります。ネスレから受領した70億ドルを負債計上しつつ、このお金を自社株買いに充当し純資産を削っています。また、中国でのM&Aに絡んで長期性借入金が50億ドル増えています。今年からレバレッジが高いBS構造に変わっています。債務返済、利息支払いに懸念はないと思います。

配当は2010年から出しており、以降増配を続けています。配当性向50%と余裕あるので今後も増配は期待できそうです。毎年自社株買いが多いですが、特にFY18は71億ドルと昨年の3倍以上の規模でした。ネスレからの契約金70億ドルをそのまま自社株買いに充てたようです。

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