以下はウォールストリートジャーナルにあったグラフです。

アップルの年次報告書から作成されたデータです。誰でも見れる公開情報です。ですが、このWSJのグラフはとても貴重な資料になりそうです。なぜなら、2019年からは製品別販売台数を公表しないとアップル経営陣は宣言しているからです。今年で見納めか。

グラフを見ると2015年度でiPhoneの販売台数は頭打ちになっていることがわかります。ただiPhoneXなど高級スマホ市場の開拓に成功しており、売上高は成長しています。

グラフを眺めていると、スティーブ・ジョブズの偉大さを感じずにはいられないです。2018年のiPhone出荷台数は2.2億台です。世界人口の3%弱にもなります。これだけたくさんの人に10万円弱もする高価なデバイスを販売するって、、冷静に考えると恐ろしいことです。

アルファベット、アマゾン、フェイスブック、マイクロソフトと今のアメリカ経済を牽引するのは大手ハイテク企業です。もちろんアップルもその一員です。というか王者です。時価総額1兆ドルを超え、NY市場でもっとも高い時価総額を誇ります。

アップルが他のハイテク大手と違う点は、アップルは「もの」を売っているという点です。アップル自体は製造機能は持っていませんが(外部委託)、サプライチェーン全体で考えればメーカーです。超ハイブランドな製造業です。

メーカーで時価総額1兆ドルって、、ジョブズの遺産はあまりに大きすぎます。そして、その遺産を引き継いだのが、あのウォーレン・バフェットです。すごいわ、この華麗なバトンタッチ。ジョブズが0を1にして、さらに1から100にまで成長させ、そしてバフェットがその100を引き継いで、これから複利でさらに大きく1000、10000へと成長させていくわけですね。

アメリカ経済恐るべし・・。