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東京スカイツリーから飛び降りて死ぬリスク

      2017/07/26

突然ですが質問です。

以下の2つのケース、どちらの方がリスクが高いでしょうか?
(ちょっと怖い例ですみません。)

①東京スカイツリーから飛び降りて死ぬリスク
②マンションの3階から飛び降りて死ぬリスク

どっちの方がハイリスクでしょうか?

 

 

 

 

 

正解は②です。
マンションの3階から飛び降りて死ぬリスクの方が高いです。
東京スカイツリーから飛び降りて死ぬリスクはゼロです、ノーリスクです。

ちょっとファイナンスの世界の雑学的なお話ですが、リスクとは不確実性を意味します。
ボラティリティと言い換えても良いです。

悪い結果になる可能性が高いほうがリスクが高いというわけではありません。

良くも悪くも予想される結果にバラツキがあることをリスクがあるといいます。そのばらつきの程度が大きいほどリスクは高いことになります。

東京スカイツリーは東京都墨田区に電波塔・観光施設として2012年に開業しました。
当時はすごい混雑でしたが、今はどうでしょうか。東京都在住ながら、そばを歩いたことはありますが中に入ったことは一度もありません。

東京スカイツリーの高さは634メートルもあります。東京タワーの高さ333メートルより遥かに高いです。
ちなみに私の地元にある福岡タワーは234メートルです。

そんな超高層な東京スカイツリーのてっぺんから飛び降りたらどうでしょうか?

確実に死にますよね。
生きて重傷で済むケースは万に1つもないでしょう。どんだけ落ちた場所が良くても、当たりどころが良くてもやはり命はないでしょう。

つまり、東京スカイツリーから飛び降りて死ぬリスクはゼロということです。
だって100%死んじゃうから。不確実性はないですよね。

一方で、マンションの3階から飛び降りて死ぬリスクはどうでしょうか?

命は助かるかもしれないけど、骨折とかは十分あり得ると思います。
打ちどころが悪いと、もしかしたら命まで危ないかもしれません。

3階から飛び降りることの結果は不確実性に満ちています。
結果がどうなるかわかりません。

10%の確率で無傷、80%の確率で怪我をする、10%の確率で死ぬといった感じで結果にばらつきがあります。
マンションの3階から飛び降りることのリスクは高いです。

 

 

投資で利益を得るにはリスクを取らなくてはならないです。

ただ、とにかく危険な方向に進むことがリスクを取ることは意味するわけではありません。
損する確率が99%なのであれば、それはほぼノーリスクです。
リスクゼロ不確実性ゼロで損する。

生きるか死ぬかわからない、損するか得するかわからない、そんな曖昧で不安な感じがリスクです。

手数料率がバカ高いアクティブファンドに長期投資するという選択なんていうのは、もはや低リスクです。かなりの高確率で損してしまうからです。

IBMがレガシー事業、戦略事業ともにこのまま衰退してしまうのか。あるいは将来大きなビジネスに成長して金のなる木に育つか。これはわかりません。不確実です。

だからIBMの将来配当は一定のリスクで割り引かれて、現在の147ドルという株価になっているわけです。

このIBMへの投資に対するリスク認識が健全な範囲か否かは、投資家によって異なります。

リスク認識とは大変ファジーな概念で、属人的なものです。

マンションの3階から飛び降りるリスクというのは、人によってそのリスク認識の程度は変わります。

3階から飛び降りたらそこはコンクリートの地面で頭から落ちたら死んでしまう。
運が良くても重傷は免れないだろうと周りはみんな思っている。

でもあなたは知っているかもしれない。
実は飛び降りる場所の下には車のボンネットがあって意外に無傷でいけると、あるいは飛び降りる人はスタントマンで3階から飛び降りるくらい余裕だと、あるいは実はそこは3階ではなくて2階だから本当はそんなに危険じゃないと。

マーケットのリスク認識がどの程度なのか理解しようとする意識が大切です。
それに対して、あなた自身が感じるリスクの程度も自覚することが大切です。

これらは決して定量化できるものではないですがね。
ただ客観的かつ冷静に投資をすることが大切だと言いたいだけです、要は。

あなたは今、何階から飛び降りようとしていますか?
それがどれ位危険なことだと感じていますか?
周りの観衆はそれにどれほどの危険を感じているでしょうか?←ここが大事なところ。

 - 投資理論・哲学