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【RHHBY銘柄分析】ロシュはスイスに本社を置く世界最大の製薬会社

   

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はスイスの製薬会社ロシュ(RHHBY)をご紹介します。


 ロシュ銘柄分析

基本情報

会社名 ロシュ
ティッカー RHHBY
創業 1896年
上場
決算 12月
本社所在地 スイス バーゼル
従業員数 93,734
セクター ヘルスケア
S&P格付
監査法人

 

ダウ30 ×
S&P100 ×
S&P500 ×
ナスダック100 ×
ラッセル1000 ×

地域別売上構成比

セグメント別売上構成比

業績

キャッシュフロー

バランスシート

資産

負債純資産

株主還元

連続増配年数

不明ですが、会社プレゼン資料によると少なくとも1990年から連続増配が続いているようです。

過去9年の配当成長

年率+6.4%

この9年で配当は1.7倍になりました。

過去の株主リターン(年率、配当込み)

過去10年(2008~2017):+14.8%
過去20年(1998~2017):+11.1%
過去30年(1988~2017):+12.3%

バリュエーション指標(2018/12/31時点)

PER:20.1倍 最新情報はこちら

配当利回り:3.5% 最新情報はこちら

コメント

ロシュはスイスに本社を置く世界最大級の製薬メーカーです。1896年にF.ホフマン.ラ.ロシュによって設立されました。欧州を中心にグローバルで9万人以上の従業員を抱えます。2017年の製薬会社売上ランキングでは、ファイザー、ノバルティスを差し置いてトップでした。年間売上高は日本円で約6兆円です。

グローバルでビジネスを展開しています。スイス本社ですが米国での売上がもっとも大きく全体の約4割を占めます。欧州、日本がそれに続きます。他アジア、アフリカ諸国でも事業を行っています。日本市場はロシュにとって重要領域で中外製薬と提携しています。中外製薬はロシュの連結子会社でもあります。

事業セグメントは大きく以下の2つに分かれています。
・Pharmaceuticals(医薬品)
・Diagnostics(診断)

医薬品部門の売上が全体の約8割を占めます。コア営業利益率は43%と超高収益です。オンコロジー領域(がん治療)に強みがあります。抗がん剤の「リツキサン」や「パーセプチン」、「パージェタ」が主力製品。

売上の約2割を占める診断部門では、病気の早期発見や治療方針の策定に役立つソリューションを提供しています。具体的には、生化学・免疫検査、遺伝子検査、血液凝固検査などを行う機器を製造販売しています。日本事業法人として、ロシュ・ダイアグノスティクス(株)があります。

財務データを見てみましょう。

売上高はFY11を底に緩やかな成長を続けています。FY17の売上高は557億スイスフランで日本円で6兆円超。2017年は米国の医薬品部門が前年比+10%と成長を牽引しました。「オクレリズマブ」や「パージェタ」等の新製品が伸びた他、オンコロジー部門が全般的に好調でした。

FY17は純利益が86億スイスフランで前年比減益となっています。しかし、一時要因を除いたCore EPS(いわゆる調整後EPS)はFY16が14.5スイスフランだったのに対して、FY17は15.3スイスフランと増加しています。つまり実質増益決算で本業は順調と判断できます。どうやらFY17にのれんと無形資産を減損しているため、純利益はFY16より下がっているようです。

キャッシュフローはきれいです。営業CFマージン(営業CF / 売上高)は30%を超えており、ファイザーと同等レベルです。

バランスシートを見てみましょう。流動資産4割、固定資産6割という資産構成。流動資産の中身はキャッシュ、売掛金、在庫といった運転資本です。2017年12月末時点で1兆円以上の手元資金を保有しています。固定資産は工場や機械等の有形固定資産が半分で、もう半分がのれんや無形資産です。

配当はこの10年は年率6.4%のペースで増えてきました。緩やかながらしっかり増配しています。配当性向は80%を超えておりやや高めです。ただし、自社株買いをほとんど実施していないため、配当性向が高く算出されている面があります。株主還元の90%近くが配当です。

ロシュは国内ネット証券からは投資できません。サクソバンク証券から購入可能です。

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