シーゲル流ポートフォリオへの変革を目指して、ポートフォリオ整理中です。多額の手数料、税金が発生しており辛い改革ですが、この取引で一区切りを付けました。

先日、先進国株ETF”1680″と新興国株ETF”1681″を売却しました。
売却代金は約250万円(税引き後の売却代金は約235万円)。

参考記事
先進国ETF(1680)と新興国ETF(1681)を売却 合計250万円の大リストラ

この売却代金は9月2日(金)の夜にならないと資金化できないと思っていましたが、9月1日(木)夜の時点で資金化完了していました。

  HDV購入 一次リストラ完了

ということで、このETF売却代金で米国ETFを購入しました。

今回購入したのは、iシェアーズ・コア米国高配当株ETF(HDV)です。

250万円全額をこのHDVにぶっ込みました!

HDV追加購入

銘柄入替とはいえ、250万円もの大金を一銘柄に投じたのは人生初めてだったのでちょっと緊張しました。

生活必需品セクターETFと半々にしようかと迷いましたが、最近生活必需品セクターETFばかり購入したので今回はすべて高配当系のETFであるHDVにしました。

これで、私のポートフォリオの最大勢力はVDCからHDVに変わったと思います。最近取引を頻繁に行いすぎて自分でもポートフォリオの状態が不明瞭なので、この取引の受渡が完了したら一度ポートフォリオの見える化をエクセルで行う予定です。

円安が進んでおり、この記事を書いている9月1日深夜の時点で1ドル104円に届く勢いです。

9月2日発表の雇用統計の結果次第では、9月利上げが強く意識されドル高米国株安が進む可能性が懸念されています。

利上げが行われたら高配銘柄の株は売られやすいと思います。米国株、特に高配当銘柄は目先大きな下落リスクがあることはわかっています。

でも、今回は銘柄入替なので機械的に粛々と購入したまでです。

どうせ先の金融政策やマクロ経済指標なんて素人の僕には読めないのでいいんです。

9月利上げが実施されて、株価調整局面に入ってしまったらそれを受け入れるだけです。仕方ない。

ただ個人的は、たとえ9月2日発表の8月雇用統計の結果が良かったとしても9月利上げ可能性は低いと思っています。なぜなら、11月に大統領選が控えているからです。大統領選前にわざわざ市場を荒れさせる要因を作る必要はなく、FRBは12月までゆっくり待つんじゃないかと思います。
素人意見で恐縮ですが。

雇用統計の結果が弱かった場合、9月利上げは当然見送りでしょう。

なお、FF金利先物市場が織り込んでいる9月利上げ確率は24%となっており、ジャクソンホール会合前から10%ほど上昇しています。

どのような金利環境・経済状態になろうと、淡々とシーゲル流株式投資を続けていくだけです。

インデックスファンドの一時リストラ完了。

ざっくり言うと、400万円弱のインデックスファンド(ETF)について、約150万円を生活必需品セクターETFの”VDC”へ、250万円を高配当株ETFの”HDV”へ入れ替えました。

ジャクソンホールの講演以降利上げ観測が高まり、ドル円の為替が大きく動くタイミングだったことが想定外でしたが、とりあえずリストラは終わりました。

  次のリストラへ

これですべてインデックスファンドを売却できたわけではありません。

大きくいって、あと3つ残っています。

①S&P500ETF(1557) 約100万円
②新興国株ETF(1582) 約80万円
③NISA口座のETF    約300万円


S&P500ETFはカブドットコム証券のフリーETFでちょこちょこ買い増していたもので、気づいたら100万円にもなっていました。

このS&P500ETFは今回の一次リストラ対象からは外しました。

私はインデックス投資を全面否定しているわけでは決してないですし、S&P500連動ETFは今後も相応のリターンをもたらしてくれると思っています。シーゲル教授もポートフォリオの一定割合はインデックスファンドで良いと言っています。
S&P500ETFも将来的には売却するかもしれませんが、今回は一旦パスしました。

 


何度か書いていることの繰り返しになりますが、新興国ETFは短期的に大きく反発するかもしれないと淡い期待を抱いているので、80万円ほど残しました。

アメリカ利上げで新興国通貨が安くなってむしろ値下がりするのではと懸念していますが、一旦ホールド。

これは、いつか必ず売ると思います。

 


このNISA口座のインデックス型ETFたちが一番やっかいです。NISA口座は一度解約したらもう戻れませんからね。非課税メリットを捨てるのはやはり損な気がしています。

ここは真剣に検討が必要なところでして、今後売却するのか検討します。

この3つについて、必要に応じてどこかのタイミングでリストラしていくことになろうかと思います。その時はまたすべての取引をブログに載せます。

  HDVとはこんな商品

最後に、今回私が250万円もの大金を投じたHDVがどんな商品なのか簡単に紹介してこの記事を終わろう思います。

ティッカー HDV
名称 iシェアーズ コア米国高配当株 ETF
経費率 0.12%
銘柄数 74
純資産額 6,486百万USD
売買回転率 74%
分配金利回り 3.4%

経費率0.12%と良心的で、米国の高配当成熟優良企業にこれ1本で投資できる優良商品です。

単に配当利回りが高いだけの企業ではなく、きちんと好業績で財務状態もしっかりした大企業のみで構成されています。業績が悪すぎて見せかけだけ高配当利回りな企業は排除できています。

直近の上位構成銘柄です。

ティッカー 銘柄名 比率
XOM エクソン・モービル 9.17%
VZ ベライゾン・コミュニケーションズ 7.16%
JNJ ジョンソンエンドジョンソン 6.95%
CVX シェブロン 6.09%
PG プロクター&ギャンブル 5.81%
PFE ファイザー 5.53%
PM フィリップモリス 4.76%
CSCO シスコシステムズ 4.32%
MRK メルク 4.25%
INTC インテル 4.17%
KO コカ・コーラ 3.97%
IBM IBM 3.91%
MO アルトリア・グループ 3.40%
MCD マクドナルド 2.25%
OXY オキシデンタル石油 1.81%
DUK デューク・エナジー 1.73%
UPS ユナイテッド・パーセル・サービス 1.71%
SO サザン 1.63%
D ドミニオン・リソーシズ 1.37%
LMT ロッキード・マーチン 1.34%
NEE ネクステラ・エナジー 1.22%
KMB キンバリー・クラーク 1.00%
EMR エマソン・エレクトリック 0.93%
GIS ゼネラルミルズ 0.92%
SE スペクトラ・エナジー 0.90%

HDV円グラフ

エクソン・モービル、ベライゾン、J&J、シェブロン、P&G、ファイザー、フィリップモリス、シスコシステムズ、メルクとどれも長期投資にふさわしい優良企業です。

このHDVは売買回転率が高いことを懸念しており、このHDVを本当に長期ホールドして良いのかまだ自分のなかで完全には納得できていないところがあります。

参考記事
[HDV]の売買回転率が74%に上昇していたので詳しく調べてみたけど、腑に落ちない

今の私の知識レベルで実行できるシーゲル流高配当戦略にはこのHDVが最も適していただけ。

今できる最良の選択肢は私にとってはHDVでした。

勉強勉強ですね。
少しでも投資リターンを高められるように、これからも米国株勉強していきます。