直近6月末のバランスシートです。

1606バランスシート

現預金が120万円ある。
現預金はファイナンス的には何も価値を生まない無価値な資産。

だから、なるべく株式購入に充てて現預金を減らしたい。
でも慌てて爆買し過ぎて暴落したら心理的に辛い、もしかしたら絶好の買い場がこの後訪れるかも、というくだらないでも人間心理としては当然の気持ちが沸き上がるわけです。
人間は感情の生き物なので。

そこを度胸持って猛進と株を買うことが(優良株に限る)、未来の富を生み出すと信じています。

  VDC 君に決めた!

ということで、新たに追加投資しようと考えておりました。
前回、高配当ETFのHDVを購入したので、今回は生活必需品セクターETFを狙うことに。

はっきり言って今のアメリカ生活必需品セクターは決して割安とは言えません。
S&P500やNYダウが2016年初からほぼ横ばいなのに対して、生活必需品セクターは+9%と順調に伸びています。

米国セクターで今、最も割安とバロンズなどで言われているのは金融セクターです。
金融セクターは年初から5%ほど値を下げています。

なので短期的な反発を狙うなら金融セクターは投資妙味ありです。
もちろん、銘柄をしっかり厳選すれば長期投資としても妙味ありです。(ウェルズ・ファーゴとか)

ただ、セクターETFで30年超保有することを考えればいまちょっと割安という根拠のみで判断すべきではありません。
永続してキャッシュを生み、長期で株主に報いてくれる可能性が高いのは金融セクターより生活必需品セクターです。

生活必需品セクターETFで候補は2つのみ。
ステートストリートXLPかバンガードVDC。

この二つどちらも文句なしの優良ETFで大きな差異はありません。
経費率の面ではVDCが0.1%とXLPの0.14%よりも0.04%安いです。
XLPは40銘柄ほどの少数の大型株のみで構成させており長期投資の安心感があるし、銘柄数が少ない分売買回転率も3%とVDCの6%より低いです。
バンガードは中小型株までカバーしており、銘柄数は100銘柄ほどあります。

過去のパフォーマンスはややVDCの方が優勢なのですが、それが今後も続く保証はありません。

どっちにするか悩みました。
「VDC XLP 比較」とかでググりまくりました。

で結局、バンガードVDCを選びました。
理由は、前回XLPを購入したのでローテーションでVDCにしました。←理由適当過ぎ!ww

  国内ETFの1550を売却した

当初は預金120万円全額投資するのは憚られるので、50万円~70万円くらいのVDCを購入する予定でした。
預金は50万円くらいは持っておきたく。

なのですが、最近所謂インデックス投資からシーゲル教授流投資への移行を進めたいと思っていました。

これは6月末の私のリスク資産ポートフォリオ。
すべて株式です。

1606グラフ

“1550”,”1306”の国内ETFを筆頭にまだまだ時価総額平均のインデックス投資が大半を占めています。

今回カブドットコム証券のフリーETFで購入していた国内ETF”1550″を全額約93万円を解約することにしました。
そして、その資金をそのままVDCに充当することとしました。
(なので結局、純追加投資にはならず…)

若干含み益があったので、その分保有し続けていれば繰り延べることができたはずの所得税を前払いすることになりました。
これははっきり損な取引なのですが、銘柄入替をする以上仕方ありません。
それでも最近の円高のせいで含み益はだいぶ圧縮されていたので、被害は最小限で済みました。

“1550”はMSCIコクサイという日本を除く海外先進国株式指数に連動するETFで経費率も0.25%と安く、日本人投資家にお勧めの優良ETFです。
カブドットコム証券のフリーETFで買えば購入手数料ゼロになります!

優良ETFなのは間違いないのですが、今では考えが変わりVDCの方が長期ではパフォーマンスは勝つだろうと考えています。
当初1550を購入したときは永久保有のつもりでしたが、今回乗り換えを決意。

以下は1550の米国上場版であるTOKとXLPのチャートです。
(VDCのチャートがYahoo Financeで表示されなかったので、代わりにXLPを準用)
実質的に1550とVDCの比較と見て問題ないです。

TOKとXLP青:XLP(米国生活必需品セクター)
赤:TOK(海外先進国インデックス)

圧倒的に青の米国生活必需品セクターの方が強いです。
このトレンドが将来も続く保証はありませんが、長期投資はシンプルに考えることも大切かなと思っています。

青と赤、どっちに投資するって聞かれたら青って答えるでしょ?

ちなみにプチ幸運だったのは、1550を売却した時のレートが1ドル102円50銭くらい。
で、VDC購入した時のレートが101円80銭ほど。
なんか、今日の午後から結構円高進みましたね!
為替なんて読めないので、これは単なるラッキー。
ありがたく為替差益頂戴します、大した意味ありませんが。

    結局純追加投資はほぼゼロ

まとめると、
[1550]を93万円解約して、[VDC]を同じく93万円ほど購入しました。
銘柄入替だけで、純追加投資はゼロ。

現預金は依然として120万円残ることになったので、また追加投資探ります。

1550解約

まさか昔一番のお気に入りだった”1550″をこんなに早く解約する時がくるとは。
これでカブドットコム証券の保有銘柄はS&P500連動の1557のみとなりました。

 

VDC購入

そして、シーゲル流株式投資でエース級の役割を期待されているVDC。
これで私のポートフォリオの銘柄別保有割合のトップはVDCとなりました。