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職業的懐疑心

   

会計士業界に「職業的専門家としての懐疑心(Professional skepticism)」という言葉があります。「職業的懐疑心」と略すことが多いかな。会計ミスや不正の可能性に常に注意し、監査証拠を鵜吞みにすることなく、批判的に評価する姿勢を言います。

監査では職業的懐疑心が大切。上場したばかりの会社だと言われなくても懐疑心を抱きますが、いつも利益を出している優良企業の監査の時は、ふとこの職業的懐疑心が揺らぐ時があります。たくさん利益が出ているのに、大掛かりな粉飾決算はしないだろうと思いがち。大企業は経理人材も内部統制もしっかりしているから、ミスも起きないだろうと思いがち。その油断が危険。

投資家としても懐疑心って大切だなって思います。

株に投資するということは、未来の社会を信じるということです。S&P500インデックスに投資するのは、これからもアメリカ経済、世界経済が成長して社会が豊かになっていくと信じる気持ちがあるからでしょう。

株式はペーパーアセットではなく、その裏には経営者、従業員がいます。経営者と従業員を信じて資本を託すのが株式投資。株主は座して待つしかありません。「リスクは俺が取るから、仕事を頑張ってくれ。よろしく。」というのが長期投資家の基本スタンスです。僅かな少数株しか買えないわけで、経営には当然参画できません。

信じることが大切。

でも、一方で疑う気持ちも持たなくては。
どちらかと言うと、疑うことの方が大切かな。

「株はあなたが株主とは知らない」という言葉を聞いたことがあります。そりゃそうですね。銘柄に愛着を抱くことなく、冷静に数字で判断する。勝手に銘柄に恋したところで、どうせそれは片想いなわけですから。

身近な製品を持つ企業に投資するのが好きです。全く知らない商品を扱っている銘柄はなるべく避けたい。私の保有銘柄の中ではゼネラルミルズ、ベライゾンなんかは日常生活にほとんど登場しない企業です(米国民にとっては日常の一部なのでしょうけど)。コカ・コーラやアップルの製品は身近です。iPhoneを見ない日はありません。

やっぱ日本を含めグローバルでビジネス展開している多国籍企業に投資したいです。その方が投資家としてビジネスを理解しやすいです。

ただし、銘柄に愛着は持たない。iPhoneが大好きだからってアップル株を大好きにならない。バフェットを尊敬しているからって、コカ・コーラ株に執着しない。

職業的懐疑心を持って、数字で投資判断することを心がけます。当たり前のことかもしれませんが、改めて意識したいです。個別株投資をやってる以上、客観的な数字のチェックは欠かせません。

 - 投資理論・哲学