うちの会社は大企業ですが内資メーカーです。めちゃくちゃ給料が高いわけでもありません。でも世間一般的な平均年収よりは高いと思います。
中小企業で経理実務の経験を積んで勉強して、うちの会社に転職してくる方は結構多いです。経理、特に上場企業の経理は専門的な知識が必要な面があるので、転職組が多いです。うちの経理部は、実務担当の若手層は転職組の方が多いです。プロパーは少ない。
つい3ヵ月ほど前、連結決算チームに31歳の女性が入社してきました。非上場の中堅企業で経理をしていたそうです。会社法上の大会社(資本金5億円以上、または負債総額200億円以上)でもなかったので、会計監査は受けてなかったそうです。
うちの会社に転職して給料上がったと喜んでました。
羨ましい。しっかり勉強、努力して、より給料が高い職場に移るのは理想的です。転職というより転社ですかね。経理という職業は変わってないですから。私も会計職は好きなのであまり転職の意思はありませんが、転社は考えることもあります。
その新しく入社してきた女性はすっごいお酒好きの人なんです。ビールと日本酒が大好きで、週末はいつも彼氏と日本酒バーで飲んでいるんだって。楽しそうでいいな。歓迎会でもべろんべろんに酔っぱらってました。ちょっと酒癖悪いかも(笑)。
その女性がこんなこと言ってました。
「転職して給料が上がったから、毎日プレモル飲めるようになった!」
これは酒好きには嬉しいだろうな。今までは金麦だったらしいですが、プレモルに格上げしたそうです。確かに金麦は、あのカテゴリーの中では一番美味いと思う。
僕もプレモル好きです。スーパードライとプレミアムモルツの2つが好みです。仕事帰りに一杯したい時は辛口スーパードライ、週末にゆっくり家でお酒飲みたいときはちょっと甘めのプレモル。まあ、寒い冬はあまり晩酌しませんが。
彼女はプレモルが一番好きで、それを毎日飲めるのが最近の幸せだそうです。
自分の努力が認められてたくさんお金を貰えると嬉しいです。ボーナスの査定が高いとやっぱ嬉しい。でも、もらったお金を使わずに、ただ貯金が増えるだけだと、そんなに幸福感は続かないです。やっぱお金は使ってナンボだなって思います。
転職で給料アップで毎日プレモル飲めるようになった、何て素敵なお話でしょう。私も嬉しくなりました。私自身はバブル世代で結構美味しい思いをしてきた世代だと思います。一方今20代、30代の人たちは就職も大変、給与もなかなか伸びず、増え続ける高齢者を背負っていかなければならない世代のため、無計画にお金を使わずコツコツと資産形成されている方も多いです。一方我々バブル世代は、若い頃は何も考えずガンガンお金を使っていたので、若い世代に対していつも申し訳ない気持ちを感じています。
そういう厳しい中で努力されステップアップして増えたお給料で、生活に潤いが生まれるのは素晴らしいことです。私も米国株を始めたのは、老後も配当金を受け取れることで消費を増やして若い世代の負担にならずちょっとでも経済に貢献できたらという気持ちからです。各世代がそれぞれできることを頑張り、皆が少しずつ幸せになっていけたら良いなあと願っています。
まさにおっしゃる通りで、最近入社してくる若い世代は真面目で、コツコツ貯金する堅実な人が多い印象を持っています。私の世代以上です。
あまり目立った行動はせず、淡々とやるべき仕事をこなす感じ。
生まれた頃からずっとデフレ経済なのか、ガンガン働いて金持ちになるぞ!的なオーラの人はあまりいません。
まあ、うちの会社がそういう人を採用する傾向にあるだけかもしれませんが。
SNSに慣れているからなのか、コミュニケーションも繊細です。
上司よりも年下世代に気を使います(笑)。
上司とのコミュニケーションは慣れましたが、下の世代は本音で何を考えているのか全くわかりません。
思うのは、すでに社会が十分豊かだからバリバリ頑張ろうという気持ちにもならないのかなってことです。
それは当然の結果だし、別に問題ないとも思います。
モーレツに働いてテレビ、エアコン、自動車、マイホームと買い揃えていった時代とは違いますね。
豊かな現代の方が恵まれているようで、実は精神的には貧しくなるのかもしれません。希望を持ちづらくて。
そんな中にあって金麦からプレモルに格上げして幸福感が増したって話は面白かったです。