2016年11月、大統領選での予想外のトランプ候補当選後から米国株式市場は勢いづいてきました。

18,000ドル台前半だったNYダウはあっという間に19,000ドル台後半まで上昇しました。残念ながら2016年中に2万ドルの大台には届きませんでしたが。

また、ドル円の為替レートも103円程度だったのが一気に117円ほどまで円安ドル高が進みました。ドルの実効為替レートは上昇し、円の実効為替レートは下落しました。つまり、今回の円安ドル高が急激なのは、ドル買いと同時に円売りも積極的に行われたからです。

高配当株こそ下落しましたが、多くの長期米国株投資家は、まあまあいい気分で年越しを迎えることができたのではないでしょうか。大統領選があるからと言って変に一時売却せずに、ホールドし続けた方がいいということを実感させられます。結果論ですが。

  取引とポートフォリオ(12月)

さて、12月は2つの取引を実施しました。

1つは、フィリップモリス株70万円の追加購入です。この資金としてバンガードのVYMを全額解約しました。現在保有しているフィリップモリス株は約140万円で、個別株としては最大です。

フィリップモリス株は大統領選以降最も下落幅が大きかった銘柄の一つでして、ちょっとお得感を持って買い注文を出しましたが、フィリップモリス株の下落はドル高の影響を大きく受けているためで、決して割安ではないなと最近気づきました。

やはり投資の世界にそうそうフリーランチは落ちてないようで、このフィリップモリス株の購入も決していいタイミングで買えたわけではありませんが、20世紀後半に最高リターンを上げた優良銘柄ですので、自信を持ってホールドし続けます。

2つ目は、ファイザー株への新規投資100万円です。この資金として新興国株式ETFである1582を解約しました。

ヘルスケア企業の長期投資対象としてジョンソン&ジョンソンやメルクなどと迷いましたが、ファイザーが最も買い時かなと思い、また最大の製薬会社として今後もワイドモートを持ち続ける優良企業だろうと判断し、投資を決断しました。

2016年12月末の金融資産一覧です。現預金を含む総資産です。

 

高配当ETFであるHDVが最大保有銘柄です。最近はETFではなく個別株への投資を積極的に実施しています。今後もこの方針は変わらないと思います。ETFとしてはこのHDVのみを保有していく方針です。

次に生活必需品セクターETFであるバンガードVDCで約3百万円保有しています。これは非常に優秀なETFだと思っていますが、最終的には何らかの個別株と入れ替えることを検討しています。当面は保有し続けます。焦って入替するつもりはありません。

個別株で保有しているのは、PM,KO,PFE,VZ,XOMの5銘柄で合計で5百万円ほどです。結構な金額になってきました。

グラフです。

 

 

 2016年 大転換の年

2016年は私にとって大転換の年でした。投資家として大きくポートフォリオが変わりました。

ちょっと長ったらしい表で申し訳ないですが、ちょうど1年前のポートフォリオです。この頃は日本株もあり、アジア新興国株式まで保有しており、米国ETFはほとんど保有していませんでした。

それがシーゲル教授の『株式投資の未来』に出会ったことがきっかけで、この1年で大きくポートフォリオが変革されました。1年前のポートフォリオの面影はもうほとんどありませんね。

2016年でシーゲル流投資の基礎固めはできたかなと思います。2017年からは今の投資方針を貫いて、コツコツ配当再投資、給料追加投資を続けていきます。