5月の取引は1件だけ。
ベライゾンコミュニケーションズ(VZ)へ50万円追加投資したこと。

5月末のポートフォリオは以下です。

 

PMの株価が伸びており、個別株保有割合トップの座をXOMから奪いました。
投資原価はXOMの方が圧倒的に多いのですが、株価の差が出ました。

XOMは81ドル前後の株価で横ばいの期間がここ4カ月ほど続いています。
XOMの配当利回り3.8%あります。
あまり勝手なことは言えませんが、結構お買い得なバリュエーションに見えます。
ですが、私はすでにポートフォリオの10%をXOMが占めるので追加投資は我慢する、、つもりです。

6月も何らか追加投資しようと考えています。
何買うかまだ決めてませんが。

 

 

今後のマーケット関連で注目されるのは、6月13日・14日に開催されるFOMC(連邦公開市場委員会)ですね。

ここでは、政策金利が0.25%引き上げられるというのがマーケットのコンセンサスのようです。
3月に続いて、早くも2017年2回目の利上げになるでしょうか。
安定したインフレ率、低い失業率を維持していることから米国経済は順調に拡大しているというのがFRB幹部の主な意見です。
ただ、FRBのブレイナード理事がハト派的な発言をするなどまだ予断は許さない状況です。

FRBは、2017年今の金融引き締めが市場に大きな動揺を与えないことを確認できれば、次はバランスシートの縮小に取り掛かるみたいです。

現在、FRBのバランスシートには4兆5千億ドルの資産(主に米国債と住宅ローン担保証券)を持っています。
これを2023年辺りをめどに段階的に減らしていく予定です。

2013年のテーパリング癇癪という嫌な思い出がFRBの脳裏に焼き付いているので、バランスシート縮小もかなり慎重に進められることが予想されます。

まあ、長期投資家の私たちは金融政策なんてあまり気にせずに今まで通り配当再投資を続けるのみです。
とは言え、金融政策がマーケットに与える影響は無視できないので、最低限の情報は普段から収集しておいた方がいいかなと個人的には思います。

 

 

それと、最近目に付いたWSJの記事がありました。
「株高と債券高が同時進行しているぞ!」というもの。

確かに!
言われてみればそうですね。
ご存知の通り米国株は比較的堅調に伸びています。
一方で、米10年債利回りは3月に2.6%を付けて以降は、緩やかに下落しています。
現在(2017年5月末)のそれは2.2%ほどです。

債券利回りが下がるってことは、債券が買われて債券価格が上昇しているということです。
この辺不安があれば、もしよかったらこちらをご覧ください。

よく株と債券は損益を相殺し合ってリスク分散になるって言いますよね。
確かに、株と債券を組み合わせることで”短期的には”リスクヘッジになります。

ということは、普通は株債券、株債券ってことです。
なのですが、最近は株債券ということです。

「無い袖は振れない」という表現が正しいかはわかりませんが、株式にも債券にも資金が流れ続けるなんてことが永続するはずありません。

どちらかがポキっと折れるはずです。
そして、それは多分債券です。
FRBが利上げ、バランスシート縮小を予定通り進めれば米国債利回りもこのまま低位にはいられません。
いずれ売られて、債券利回りは上昇するでしょう。

そして、債券利回りが上昇すれば株が売られて債券に資金が向かうことでしょう。
こうやって、景気循環や金融政策に伴ってグルグルとお金は循環するものです。

それを先読みするのは難しいから、あまり深読みはせずコツコツ投資を続けましょ!