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新興国株は長期投資に向かない!とわかっていながら売れない残念な俺

      2016/10/03

本格的に株式投資を始めたのが2013年。
1月の正月休暇で実家に帰省している時に、300万円相当のETFを楽天証券で購入しました。

日本株100万円、海外先進国株100万円、新興国株100万円を買いました。

この時購入した新興国株ETFが”1681″(上場海外新興国)。

それから今に至るまでこの”1681″はホールドし続けています。

途中で新興国株に追加投資しており、”1582″(ISエマージング株)という商品に100万円ほど投資しました。

1606グラフ直近のポートフォリオ。

“1681”と”1582″を合計すると15%。
正確にはVTの新興国部分を加味する必要があります。
ざっくり言って、ポートフォリオの2割弱が新興国株ということです。
金額で言うと、約200万円。

この、新興国株の取り扱いをどうしようか最近悩んでいます…。

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  新興国株は長期投資に不向き

最初、アメリカや日本などの先進国よりも成長著しい中国や東南アジアの株式をたくさん買うべきだ!と信じていました。

勉強不足でした。

国のGDPがどんどん成長して、人口も若者労働者が多い新興国はこれから大きく発展する。
だから、当然そのような熱いホットな国の企業に長期投資をすれば儲かるはずだ!と疑っていませんでした。

新興国株だけはアベノミクスの恩恵は特になく、含み益も伸びは緩やかで最近は恒常的に含み損を抱えています。
全く儲かっていないけれど、長期的には大きく利益が出るはずと思って追加投資もしてきました。

そして、今。
新興国株を売却して優良米国株に乗り換えるべきか悩んでいます。

含み損があるからではありません。

新興国株は長期投資対象として不適切と知ってしまったから。

1国の経済のGDPが伸びていけば確かに企業の収益も伸びる傾向にあると思います。

ここで大切なのは、株式投資家として大切なのは投資先企業収益の伸びではなく、あくまでも一株当たりの収益・配当の伸びが大切だということ。

当然です。

企業収益が100→200に2倍増加したとしても、企業が株式発行して株式数も100→200に増えていれば既存株主には何ら企業収益向上の恩恵はありません。

新興国の企業は確かにアメリカ企業よりも高い成長率を達成するでしょう。
でもそのためには多額の設備投資が絶対に必要でありエクイティ資金が必要になります。
つまり増資が不可欠ということ。

増資というのは既存株主には不利です。
利益の分け前を預かる株主が増えるのですから当然です。

友達が増えたやったーー!、みたいな小学生的発想は厳しい資本主義社会ではあり得ません。
なるべく出ていけ!って思うんです。
企業が稼いだキャッシュはなるべく少数の株主で分け合って、自分の取り分を大きくしたいと思うんです。

ちなみに増資の反対が自社株買い。
アメリカの成熟企業はこれでもかっていうくらい自社株買いに積極的です。

別に企業収益がガンガン伸びなくても、利益の分け前を預かる株主の数が減っていくのであれば一株当たりの収益・配当は向上するわけです。

株主利益とはEPS。
EPS = 純利益 / 発行済株式数

分子の利益向上ばかりに目が行って新興国株に多額を投資してしまうと、分母にやられます。
分子(利益)以上に、分母(株主数)が増えたらダメなんです。
既存株主の株式価値は棄損するんです。

新興国企業は今後、確かに売上高・利益ともに増えていくでしょうが、負けず劣らずの勢いで株式発行をする可能性が高いです。

つまり新興国株はバリュー株ではなく、グロース株だということ。

長期投資では成長著しいグロース株よりも安定成熟バリュー銘柄が適切なのです。

新興国株に多額を投資してしまうと成長の罠に嵌ります。
新興国株は長期投資対象として不適切です。

  新興国株を売れない残念な俺

ここまで散々新興国株をディスってきました。

じゃあお前早く売れよ!って思いますよね。

これだけ批判した新興国株を200万円も保有しているのですから…

でもね、、なかなか踏ん切りがつかなくて売れないのです。

新興国株、新興国通貨ともに歴史的な水準と言っても過言ではないくらい割安っていう専門家もいるんですよ。
自分が売却した直後に、新興国株・通貨がぐんぐん上昇したら悔しいじゃないですか(笑)。

超都合いい事言っていることは承知していますが、新興国株が急上昇してそこで多額の売却益を得てから、資金を米国株に移したい。
アホかな俺w。
考えが甘すぎだよね。

本当は過去にいくら払ったかは今の意思決定に関係ないはず。
過去は過去。
将来に向けて最も経済合理的な意思決定をすべき。

サンクコスト(埋没費用)ってやつですね。

サンクコストに惑わされず、強く意思決定することが企業経営でも個人投資でも大切なはず。

でもそううまくはいかないですね、人の心理ってもんはやっかいです。

多分30年後に今を振り返ったらここで新興国株を売却して、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)とかマイクロソフト(MSFT)とか、プロクター&ギャンブル(PG)とかの米国バリュー銘柄に乗り換えていたほうが良かったなってきっと思うんだろうな…。

ここまでわかっていて売れないなんて。
残念だな俺。

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