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【誤解】PLの「為替差損益」を見ても、為替インパクトはわからない

   

今期のトヨタ自動車の業績に為替はどれくらい影響したのかな?

こういう疑問を抱いた時、たまに損益計算書の「為替差損益」を見ようとする人がいますが、それは誤りです。

PLの「為替差損益」はあくまで外貨建て債権債務の評価替え項目でしかありません。

円高で売上高が減少したら、当然ですがPLの「売上高」が減ります。その目減り分は「為替差損益」に表れるのではなく「売上高」に表れます。もしドル建てのコストがあれば「売上原価」や「販売費及び一般管理費」が円高の影響で減少します。

つまり何が言いたいかというと、為替影響はPLからはわからないということです。PLに「為替差損益」という科目があって、あたかもこれがすべての為替影響を表しているかのように思うかもしれませんが、それは違います。

 

以下はトヨタ自動車の2018年3月期の連結損益計算書の一部です。
(単位:百万円)


「為替差益」ってありますよね。ここが226億円あるから「ああ、今期トヨタは為替で226億円の恩恵があったんだ~」と思ってはいけません。

実際にどれくらい為替影響があったかはPLからは読み取れません。会社の決算資料などを見ないとわかりません。

以下は2018年3月期のトヨタ自動車の決算説明資料の一部です。

為替変動の影響で営業利益に+2,650億円とありますね。さっきPLで見た226億円とは桁が違います。これが、トヨタ自動車の本当の為替影響です(会社の分析が正しいことが前提)。

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