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【PEP銘柄分析】ペプシコは「ペプシコーラ」で有名なスナック・清涼飲料大手

   

※2017年12月期決算データ反映、BSデータ追加、コメント刷新(2018/3/6)

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はペプシコ(PEP)をご紹介します。


   ペプシコ

基本情報

会社名 ペプシコ
ティッカー PEP
創業 1898年
上場 1919年
決算 12月
本社所在地 ニューヨーク州
従業員数 264,000
セクター 生活必需品
S&P格付 A
監査法人 KPMG
ダウ30 ×
S&P100
S&P500
ナスダック100 ×
ラッセル1000

 

地域別売上高

PEP地域別売上高

 

セグメント別売上構成割合

 

業績

 

キャッシュフロー

 

バランスシート

資産

負債純資産

 

株主還元

この記事を読むともっとこのグラフを理解できます!

 

連続増配年数

45年

 

バリュエーション指標等(2018/3/6時点)

PER:32.3倍(※) 最新情報はこちら

配当利回り:2.9% 最新情報はこちら

配当性向:57% 最新情報はこちら

(※)FY17は税制改革に伴う一時コストで純利益が過少のため、実績PERは参考にならない。予想PERは20倍強。

 

コメント

ペプシコはスナック菓子と清涼飲料の製造販売を行っている企業です。

飲料では炭酸飲料の「ペプシコーラ」が有名です。日本では1958年から販売が開始されました。他には、スポーツドリンクの「ゲータレード」、ジュースの「トロピカーナ」などがあります。また、英ユニリーバ社と合弁で紅茶の「リプトン」も販売しています。

ペプシコというと清涼飲料というイメージがあるかもしれませんが、売上高の半分はスナック菓子です。むしろスナック菓子の売上高の方がやや大きいくらいです。傘下のフリトレーが北米で高いシェアを維持しています。「ドリトス」や「チートス」などが有名です。スナック菓子の方が飲料よりも利益率が高いようです。なお、日本ではカルビーと提携して事業展開しています。

売上の6割弱は米国です。米国外ではメキシコやカナダ、ロシアでの売上が大きいです。あとブラジルも重要地域です。

マーケティングと言えばコカ・コーラというイメージかもしれませんが、ペプシコも負けていません。2016年には清涼飲料「マウンテンデューキックスタート」のCMがWSJのベスト広告に選ばれました。2017年は、スーパーボウルの優勝決定戦中継の高額な広告枠を購入して高級飲料水「LIFEWTR」のCMを流しました。

食品や飲料ビジネスでは、何十年と時間を掛けてマーケティングを繰り返して、消費者の頭の中にじわじわとブランドイメージを植え付けていくことが重要です。

ペプシコの過去10年分の財務データを見てましょう。

売上高はここ5年間は650億ドル程度で横ばいです。FY17は売上高は微増で営業利益も増加しました。ドル高がだいぶ和らいでいることを考えればほぼ前年並みと言えるでしょうか。なお、税制改革に伴う一時コストが約25億ドル生じており純利益、EPSは下落しています。調整後EPSは増益です。

キャッシュフローも盤石ですね。営業CFマージンは16%ほど。コカ・コーラは20%超あるので、それにはやや劣りますが十分高収益です。

バランスシートを見てましょう。自己資本比率は14%で結構レバレッジを掛けています。コカ・コーラも同じですが、事業リスクが比較的小さいので財務リスクを取っても問題ないという経営判断です。ここ5年で長期借入は約100億ドル増加しています(固定負債が増加していることがグラフから分かりますよね)。最近大型のM&Aを実施した記憶はありませんので、低金利なのを利用して負債を調達したのかもしれません。2018年から金利は上昇してきたので、今後はそれほど負債は増えないと思われます。

DPS(一株当たり配当)は毎年伸びています。連続増配45年の配当貴族です。今年は15%の増配を発表して株主を喜ばせてくれました。自社株買いも積極的で総還元性向は100%を超えています。

消費者の健康志向が強くなっているため、ペプシコの炭酸飲料やスナック菓子事業の成長を危ぶむ声が聞かれます。しかし、ペプシコは消費者ニーズの変化を嗅ぎ取って機動的に経営しています。先日の決算では、健康志向に舵を切り過ぎたと言っていたくらいです。それと個人的には、これからも甘くて美味しい炭酸飲料やジュース、スナック菓子は売れ続けると思います。根拠のない個人的な直感ですが。私お菓子好きですし。フリトレーのポテチはうちの会社の女性陣に大変好評です。

キャッシュフローは大変安定していますし、株主還元にも積極的です。ペプシコはコカ・コーラと並んで長期投資に最適な銘柄だと思います。

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