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【ORCL銘柄分析】オラクルはERPパッケージでお馴染みの世界2位のソフトウェア会社

      2016/10/03

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はオラクル(ORCL)をご紹介します。

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    オラクル財務情報

基本情報

ORCL基本情報

 

地域別売上高

ORCL地域別売上高

 

事業構成

クラウド、業務用ソフトウェア、ソフトウェアライセンス収入

 

業績

(単位:百万USD)
ORCL業績

ORCL収益性

 

 

財政状態

ORCL財政状態

 

 

キャッシュフロー

(単位:百万USD)
ORCLキャッシュフロー

 

株主還元

ORCL株主還元

 

連続増配年数

4年

 

 

株価等の最新情報

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オラクル(ORCL)

 

感想

比較的大規模な企業にお勤めの方はオラクルにお世話になっている方も多いはず。

大企業の会計システムやロジスティクスシステムの多くに、SAPやオラクルのERPパッケージが導入されている。

彼らは顧客のユーザー数に応じてライセンス費用を請求するという儲け方なので、規模の経済が働きやすく(ソフトウェア業界全般に言えることではあるが)、オラクルのようにグローバルに事業展開している大企業は非常に高収益であろうと推測していた。

その期待に十分応えてくれる財務諸表であった。
それは半面で我々ユーザーが高額なフィーを払っているということであるが。

私の会社はSAPであるが、ライセンス費用は確かに高額だ…。

売上高は4兆円ほどで横ばい推移している成熟企業。

売上高純利益率は平均27%、ROEは平均22%と非常に高収益。

キャッシュフロー計算書も恐ろしい。
フィリップモリスやアルトリアのキャッシュフロー計算書を見ているかのようだ。

設備投資が少なくフリーCFが莫大である。
営業CFマージンは37%もあり、これはマイクロソフトに匹敵する収益性である。

株主還元指標も素晴らしい。

DPSは右肩上がりで、配当性向は30%弱でまだ十分な増配余地がある。
総還元性向は5年平均で100%を超えており、株主にしっかり還元できている。

このようなソフトウェア会社は一度市場を掴んでしまえば、売上高増加に応じて追加でかかるコスト(変動費)が少なく、オラクルやマイクロソフトのような一部の成功企業の収益率は半端ではない。

非常に高収益である反面リスクとして、プロクター&ギャンブルやジョンソンエンドジョンソンほど今後も高い収益性を保つことできるか不確実な面がある。

既存の大企業が新興企業の革新的な新技術に市場を奪われるリスクは、生活必需品セクターやエネルギーセクターよりも、オラクルが属する情報技術・ソフトウェア業界の方が圧倒的に高い。

今のところ、オラクル、SAPの牙城を崩すような企業は出現していないように思う。

このようなリスクを承知するのであれば、オラクルは非常に高収益で高いキャッシュ創出能力がある企業なので、個別銘柄として投資する価値があると思う。

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