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【NSRGY銘柄分析】ネスレは世界最大の食品会社。キットカットやネスカフェなど有名ブランド多数。

   

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はネスレ(NSRGY)をご紹介します。ネスレはNY市場には上場しておらず、スイス証券取引所に上場しています。


   ネスレ財務情報

基本情報

会社名 ネスレ
ティッカー NSRGY
創業 1866年
上場 ??
決算 12月
本社所在地 スイス・ヴヴェイ
従業員数 323,000
セクター 生活必需品
S&P格付 ??
監査法人 ??
ダウ30 ×
S&P100 ×
S&P500 ×
ナスダック100 ×
ラッセル1000 ×

 

地域別売上構成比

 

製品種類別売上構成比

 

業績

 

キャッシュフロー

 

バランスシート

資産

 

負債純資産

 

株主還元

 

過去9年の配当成長

年率+12.7%

この9年で配当は2.9倍になりました。

 

連続増配年数

23年

 

バリュエーション指標等

PER:31.4倍 最新情報はこちら

配当利回り:2.9% 最新情報はこちら

 

コメント

ネスレは1886年にアンネ・ネストラが設立した世界最大の食品・飲料メーカーです。スイスに本社を置いています。

以下は、たぱぞうさんがブログで紹介されていた世界の食品・飲料業界ランキングの一部です。

たばぞうの米国株投資より抜粋させて頂きました。)

ネスレは米ペプシコ、コカ・コーラ、ベルギーのABインベブを差し置いて堂々の世界トップです。売上高は7兆円を超えます。

本社はスイスですが、スイスでの売上規模はごく僅かで世界189カ国でビジネスを展開しています。従業員数32万人の巨大企業。日本に参入したのは100年以上も前になります。

開示セグメントは以下の6つ。
・Zone AMS(アメリカ大陸)
・Zone EMENA(欧州・中東・北アフリカ)
・Zone AOA(アジア・オセアニア・アフリカ)
・Nestle Waters
・Nestle Nutrition
・Other Businesss

大きく3つの地域に区切って責任者を置き収支を管理しているようです。地域軸だけでなく、”Water”と”Nutritio”という2つの製品軸も持っています。独特なセグメント管理だなあと思いました。

ネスレは食品・飲料において世界的なブランドを多数保有しています。日本で取り扱いのある製品例としては、「キットカット」、「エアロ」、「マギー」、「ミロ」、「ネスカフェ」、「フリスキー」などがあります。

ちなみに僕はネスカフェ・ゴールドブレンドを愛飲しています。あとキットカットも好きですが、エアロが大好きでよくスーパーで買ってます。エアロって子どもの頃大好きだった「ぬーぼー」を思い出すんです(田代まさしがCMやってた奴です)。


このマークはネスレ家の家紋である「鳥の巣」が由来だそうです。

ネスレとは「鳥の巣」を意味する言葉です。「母親の愛情」を表現するこのマークは、現在もネスレ社の精神として受け継がれています。

ネスレのホームページより

 

さて、財務データを見ていきましょう。

売上高はここ数年は900億スイスフラン前後で横ばいが続いています。粗利率は50%ほど。競合ペプシコと同じ程度のマージンです。安定した成熟企業のPLです。

FY17は売上高微増に終わりましたが、一部事業の譲渡があったようで実質的には2.4%ほどの成長だったと公表しています。数量増が+1.6%、単価アップが+0.8%という内訳です。低い成長だったことに変わりはありませんが。アメリカ大陸(AMS)の成長は緩慢ですが、アジア等の新興国は高い伸びを見せており前年比で約5%成長しました。

FY17は税引後利益が72億スイスフランと前年比マイナス成長となっていますが、これは減損損失を36億スイスフラン計上している影響が大きかったです。実質的には増益決算です。

キャッシュフローも安定しています。営業CFマージンは15%強でここもペプシコと互角といったところ。

バランスシートを見てみましょう。固定資産が総資産の75%を占めます。主に「のれん」と工場等の有形固定資産です。86カ国に418もの工場を保有しています。ちなみに、日本には兵庫県と静岡県、茨城県に3つの工場を保有しています。

負債純資産ですが、純資産がぶ厚いのが印象的です。自己資本比率は47%もあります。ブランド力のある食品企業は事業が安定しているので財務でリスクを取りやすいですが、どうやらネスレはあまりレバレッジをかけない経営方針のようです。ちなみに、競合ペプシコの自己資本比率は14%、コカ・コーラは19%です。借金が少なければ利息負担も軽いわけですから、株主としては安心です。

会社ホームページによると23年連続増配とのこと。ただ最近はやや増配ペースが鈍くなっているように見えます。FY17は減損によって利益が押し下げられた影響があって配当性向はほぼ100%と算定されていますが、当該減損影響を除外しても70%ほどはあります。今の利益成長ペースだと大きな増配は当面期待できないように感じました。

ネスレはアクティビティストからの圧力もあって事業ポートフォリオの見直しを進めています。売上高、利益は2018年~2020年にかけて改善するとマーク・シュナイダーCEOは語っています。ネスレは「マーケティングのプロ」というイメージがあります。長い歴史が作り上げたハイブランドな製品を多数保有していますし、これからも株主の期待を裏切ることなく配当を増やし続けてくれると思います。

食品・飲料メーカーは派手こそないものの、安定したキャッシュフローが魅力で長期投資に向いています。その業界トップに君臨するネスレですが、実は大手ネット証券(楽天、SBI、マネックス)から投資することはできません。

ネスレに投資したいなら、サクソバンク証券がオススメです。低い手数料率でネスレに投資できます。

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