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セグメント注記はダンジョンの地図みたいなもの。見るとほっと安心する。

      2019/02/07

読者さんから銘柄分析のご依頼を多数頂いています。ありがとうございます。色んな会社を知るきっかけになって、楽しく記事を書いています。

今日はアドビ・システムズ(ADBE)の銘柄分析をアップしました。ウォールストリートジャーナルやバロンズでも、ポジティブに取り上げられていることが多いアドビ。でも、アドビのビジネス内容なんてほとんど知りません。私にとっては、「アドビ=PDFの会社」ってイメージしかありませんでした。PDFファイルを閲覧する時って、アドビのアプリ使いますよね。あれ、違うっけ。。違ったらすみません。

と、まあこの程度の浅い知識です。こんな状態からアドビのビジネス内容をなるべく正確に理解して記事を書くためには、「アドビとは」とググるよりも年次報告書(10-Kレポート)を見るのが一番です。日本の有価証券報告書に相当します。10-Kレポートに欲しい情報はほぼ全部詰まっています。公式な書類だから、情報も正確で信頼できます。

が、、全部読む時間なんてありません。それはちょっと無理。英語が苦手なんですが、そこはグーグル翻訳を使えば何とかなります。でもたとえ日本語に翻訳したとしても、分量が膨大過ぎて仕事から帰ってからの数時間で読み込むのは不可能。

メリハリが大切。僕が先ず目を通すのがセグメント注記です。セグメント注記を見るだけで、ざっくりビジネスの全体感がわかります。セグメント注記を見るとなんかほっと安心するんです。

以下が、アドビの10-Kレポートにあるセグメント注記です。


“Digital Media”が売上高の70%だとわかります。

“Digital Media” が具体的にどういうサービスなのか、この注記からはわかりません。この後に、さらに細かい説明が記載されています。

セグメント注記を見ただけでサービス内容や製品の中身まではわからないけど、会社の全体像はぼんやりわかります。ぼんやりでいいから、全体像がわかるだけでだいぶ違います。暗闇の中にフワッと明かりが灯る感じです。

ロールプレイングゲームで新しいダンジョンに入ると、最初はマップがない時ってよくありませんか。で、ちょっと進むと地図を入手してダンジョンのマップが表示されるってよくあるパターンですよね。そんな感じです。セグメント注記ってダンジョンの地図みたいな感じです。

自分の知らない銘柄という新しいダンジョンにチャレンジする時は、「とにかくマップが欲しい!」って思うんです。なので、先ずセグメント注記を探しに行きます。セグメント注記という地図を手に入れると安心します。地図がないと不安過ぎて、他のどの情報も頭に入りません。

事業セグメントだけでなく、地域別情報も見ます。地域別情報も銘柄分析記事に掲載していますね。以下は、アドビの地域別売上情報です。

アメリカが57%と半分ちょいで、後はEMEA(欧州・中東アフリカ)とAPAC(アジア太平洋、日本も含む)であることがわかります。

これも貴重な地図です。どこの国でビジネスやってるかってのも企業の全体感を把握する上で重宝する情報です。

銘柄分析をする時は、だいたい決まったパターンで行動してます。
①過去10年分の財務データをエクセルに落として、PL・BSを概観する

②10-Kレポートのセグメント注記を見て、ざっくり事業内容を把握する

③10-Kレポートの他の記載や、ググったりして事業内容や業績背景をもうちょっと深く調べる

ざっくり、こんな感じ。3年以上ブログ続けてきた甲斐もあって、だいぶ慣れてきました。①~③のプロセスをやって、ブログ記事化するまでだいたい2時間くらいです。

アドビなどIT系の企業は前知識がほとんどないけど、ちゃんと10-Kレポートを見ればそこそこ会社のことを理解できます。もちろん、この程度じゃまだ表面的な理解しかできてないとは思ってますが。毎年記事をアップデートしていく中で、より理解を深めていきたいです。企業のことを知れば、普段のニュースもより身近に感じれることがあります。小さなことの積み重ねですね。

ハイテク系企業の分析は、知らないことが多くてしんどい反面、記事執筆を通じて取り込める新しい知識が多くて楽しいです。まだ取り上げてない企業結構ありますね。セールスフォース・ドットコム(CRM)や、エヌビディア(NVDA)、ブロードコム(AVGO)、オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)あたりは記事にしてみたいな。

でも、他にも色々あるんですよね~。迷う。3月になったら12月決算企業のFY18の10-Kレポートが発行されます。なので、3月以降は既存銘柄のアップデートが中心になりそうです。2月が新銘柄に取り組むチャンスの1カ月。いろいろ見てみます。知らない企業でもセグメント注記という地図があれば、何とか記事にできそうです。

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