ありがたいことに残業代は満額支給されます。優しい会社だと思います。

20代の頃(特に22歳~26歳あたり)は、ガンガン残業してました。決算などで実際に仕事が多くて居残りしていたこともありましたが、恥ずかしながらお金が欲しくて残業していた時もありました。

さすがに何も仕事をせずにただ遅くまで残って、それで残業代を請求するようなことはしてません。でも残業代欲しさに、翌日に回せる仕事を敢えて夜遅くまで残ってやったことはあります。

そもそも、昔は風土的に定時で帰れなかったです。上司も同僚もみんな夜中の21時~23時とか平気で残ってます。中途入社したばかりでペーペーの自分だけ、18時前に「おつかれさまで~す」とそそくさと帰れるほど勇気ある男ではないです。気にしーな小心者です。

結果として利害は一致していました。夜遅くまで仕事をすることを求める会社、残業して投資資金を稼ぎたい自分、両者の思惑は一致。なので、25歳くらいの頃は喜んで残業してました。ソロバンはじきながら残業してました。「22時まで残業したからオーバータイム4.5時間だな。今日だけで1万円以上になるな。よっしゃ。」みたいな感じ。

今は、かなり残業減りました。半減どころではないと思います。昔は決算期は1カ月で100時間以上残業していたこともありましたが、最近は20時間くらいかな、せいぜい。80%カット。

働き方改革の影響は大きいです。うちの会社は人事部主導で、無駄な仕事を減らしてなるべく定時で帰ろうという取り組みをしています。

実際に仕事が効率化されたかどうかよりも、雰囲気というか空気が大切です。残業なしで定時で帰っても周りに白い目で見られない環境が重要。最近は、完全にそういう雰囲気が醸成されました。すごいぞ人事部。世の中的な流れも大きいと思いますが。

そういう環境の変化に加えて、私自身の価値観の変化も残業削減に影響しています。昔は時間よりも金が大事。どうせ早く家に帰ってもそんなやりたいことないし、んなら遅くまで仕事して金稼いだ方がいいやって思ってました。株式投資をやり始めたばかりで、投資資金が欲しくて欲しくて仕方なかったのもあります。

今は帰ってやりたいことが山ほどあります。読みたい本もあればゲームもしたい。ブログも書きたいし、ポートフォリオをどうするかも考えたい。いくら時間があっても足りません。

あと、お金をそんなガンガン稼ぎたい気持ちがなくなってきました。それは昔よりも株式資産が増えたからかもしれません。20時間残業して5~6万円稼いだところで、、それくらい1日の株価下落で吹っ飛んでしまう金額です(汗)。5万円は大金です。テキトーに扱える額ではありません。ただ5万円という金額の重要性(精神的な)は以前より落ちました。

20時間ってことは1日2時間の残業を10日もしなきゃいけません。昔ならそれくらい余裕でしたが、No残業が染みついた今となっては20時間残業するのはかなりしんどいです。

もちろん、本来残業するしないはお金の問題ではなく、残ってまでやるべき仕事があるかないかの問題です。絶対にやらなきゃいけないことがあれば、今でも残業します。決算よりもM&Aやシステム導入プロジェクトに巻き込まれると、夜遅くまで残ることが多くなりますかね。それはしゃーない、自分に与えられた仕事だから。

僕は基本的に経理の仕事は好きだから、別に遅くまで残って働くのは嫌じゃないです。ですが、仕事以上に家でやること(ブログ、読書、投資、ゲームなど)の方が楽しいです。そっちの方が楽しくて有意義な時間になります。だからなるべく残業はしたくないです。それで給料が減っても全く問題ない。今はお金より時間が大切。

というわけで、またまた両者の利害は一致しました。働き方改革を推進して社員を早く帰らせたい(残業代も削減したい)会社、早く家に帰って楽しい時間を過ごしたい自分、両者の思惑は完全に一致。

なんか運よく、時代の流れに乗っかれてる気がします。