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【NKE銘柄分析】ナイキは世界で最もブランド力のあるスポーツ用品大手

   

※2016年度データ更新済み

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はナイキ(NKE)をご紹介します。


    ナイキ財務諸表等

基本情報

会社名 ナイキ
ティッカー NKE
創業 1964年
上場 1990年
決算 5月
本社所在地 オレゴン州
従業員数 70,700
セクター 一般消費財・サービス
S&P格付 AA-
監査法人 PwC
ダウ30
S&P100
S&P500
ナスダック100 ×
ラッセル1000

 

地域別売上高

nke%e5%9c%b0%e5%9f%9f%e5%88%a5%e5%a3%b2%e4%b8%8a%e9%ab%98

 

業績

 

キャッシュフロー

株主還元

 

連続増配年数

8年

 

バリュエーション指標等(2017/10/17時点)

PER:20.4倍 最新情報はこちら

配当利回り:1.4% 最新情報はこちら

配当性向:32% 最新情報はこちら

 

感想

ナイキ(NKE)はスポーツ用品首位で日本人にも馴染み深いブランドです。

フォーブスが選ぶ世界のブランド力ランキングでナイキは第18位でした(2016年)。ちなみに前後の17位はインテル、19位はルイヴィトンです。ナイキはヴィトンよりもハイブランドだと評価されているようです。

競合としてはアディダスやアンダーアーマーがいますが、ブランド力という点ではナイキに分があるでしょう。

子会社にはコンバースや、ハーレーを有しています。コンバースの靴を履いていた人、履いている人も多くいるのでは。私も中学生の頃お気に入りの靴はコンバースでした。

ナイキは製品の一部をアマゾン・ドットコムを通じて直接販売することを決めました。これはナイキにとって苦渋の決断だったでしょう。

ナイキは1000以上の直営店やアプリ、直営サイト「ナイキ・ドット・コム」を通じた流通経路を守ってきました。自社で販売網を管理することで定価販売を続け、収益性の低下を防いできました。

しかし、ナイキは自社の流通網の外から市場に流れ出る製品の氾濫を抑えることができませんでした。その原因はやはりアマゾンです。アマゾンのECサイトを通じてナイキ非公認の商品が多数出回るようになりました。特に最大の卸売業者であったスポーツ・オーソリティが2016年に破綻してから、ナイキ製品が大量にアマゾンに流出しました。

そんなアマゾンの脅威にナイキはついに屈したと言えます。今まで自社で築き上げてきた流通網を諦めて、アマゾン経由で製品を直接販売することになりました。

ナイキ自社の通販サイトでは、やはりアマゾンには太刀打ちできませんでした。多くの消費者はネットで検索する時に先ずアマゾンを見るのです。ナイキは今でも自社サイトでの販売努力を続けていますが、アマゾンに打ち勝つのはかなり高いハードルに思えます。

そんな経営の節目にあるナイキの財務諸表を見てみました。

売上高は過去10年右肩上がりで、直近FY16の売上高は約340億ドルです。

粗利率は45%前後を維持しており高収益です。しかし、上述のアマゾン経由での販路変更によって今後の収益性にどれほど影響するかウォッチする必要がありそうです。

EPSも綺麗な右肩上がりです。

キャッシュフローも安定してプラスです。設備投資も過剰に必要とはしないようでフリーCFも潤沢です。

配当も一貫して増加を続けています。配当性向は30%ほどで余裕を残しています。自社株買いの規模が特にここ2年大きく、総還元性向は100%を超えています。配当利回りは1.4%ほどで低めです。

 

アマゾンの脅威が囁かれることが多いですが、さすがハイブランド企業なだけあってPLやキャッシュフローは美しいと感じました。

アマゾンのみならず、アディダスやアンダーアーマーという同業の脅威もある厳しい経営環境ですが、NIKEのブランド力を持ってすれば復活できるのではと思わされます。

金融専門誌バロンズは今年(2017年)9月、「今はナイキ投資は控えるべき」という記事を出していました。PERは22倍で市場平均以上ですし、確かに目先大きなキャピタルゲインは期待できないかもしれません。

しかし、ナイキのような長い歴史が作り出してきた高いブランド力を持つ企業は、長期的に見れば”買い”なのではと個人的には考えています。

しかし、、素人投資家Hiroの意見よりもバロンズの意見に従った方が安全なのは間違いないでしょう。

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