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ゴーン暴走を助長した日産・ルノーの資本関係

   

ルノーは近年、統合から大きな利益を得ていたようだが、これは不平等な株式保有構造を反映したものだろう。ルノーは日産株の43%を保有し、議決権も持つ。一方、日産が保有する15%のルノー株には議決権はない

ウォールストリートジャーナルより

日産とルノーお互い株式を持ち合っているのに、日産側の15%のルノー株に議決権はない・・。

なぜか?

それはルノーが日産を支配してるんだから、日産はルノー株を持っていてもどうせ何も口出しできないだろって考えられるからです。

ちょっとだけ小難しい文章ですみませんが、、会社法の条文載せます。

  1. 株主(株式会社がその総株主の議決権の四分の一以上を有することその他の事由を通じて株式会社がその経営を実質的に支配することが可能な関係にあるものとして法務省令で定める株主を除く。)は、株主総会において、その有する株式一株につき一個の議決権を有する。ただし、単元株式数を定款で定めている場合には、一単元の株式につき一個の議決権を有する。

会社法第308条1項


このカッコ内が重要で、自社株の4分の1以上を所有して実質的に自社を支配している会社の株を持っていても、その株には議決権はないです。

わかりづらいので図示します。

ルノーが日産株の43%を持って支配しています。日産はルノー支配下にあるので、日産が15%というそれなりの規模の株を持っていてもそれに議決権は認められません。これを相互保有株式の議決権停止と言います。昔、会計士試験のために勉強したな~と懐かしく思い記事にしてみました。

日産CEOを降りても、ルノーのトップにいればゴーン帝国は崩れませんでした。それはこういった資本関係の不平等も影響していたようです。大企業のガバナンス構築は難しい。投資家として考えさせられます。

 - 雑談