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【NEE銘柄分析】ネクステラ・エナジーは再生可能エネルギーに力を入れるフロリダ地盤の大手電力会社

      2019/04/11

※2018年12月期決算データ反映、コメント刷新(2019/4/10)

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はネクステラ・エナジー(NEE)をご紹介します。

基本情報

会社名ネクステラ・エナジー
ティッカーNEE
創業1925年
上場1950年
決算12月
本社所在地フロリダ州
従業員数14,300
セクター公益事業
S&P格付A-
監査法人Deloitte
ダウ30×
S&P100
S&P500
ナスダック100×
ラッセル1000

地域別売上構成比

米国内売上高が98%

セグメント別売上構成比

FPL:フロリダ・パワー&ライトの略称。フロリダ500万拠点に電力供給。

NEER:ネクステラ・エナジーリソーシズの略称。北米最大の再生可能エネルギー発電会社。

業績

キャッシュフロー

バランスシート

資産

負債純資産

株主還元

連続増配年数

9年

過去10年の配当成長

年率+9.6%

この10年で配当は2.5倍になりました。

過去の株主リターン(年率、配当込み)

過去10年(2009~2018):+17.0%
過去20年(1999~2018):+12.9%
過去30年(1989~2018):+13.1%

バリュエーション指標(2019/4/10時点)

予想PER:21.0倍 最新情報はこちら

配当利回り:2.6% 最新情報はこちら

コメント

ネクステラ・エナジーはフロリダを地盤に電力を供給する北米最大のエネルギーインフラ企業です。

事業セグメントは大きく以下の2つに分けて管理されています。
・FPL(フロリダ・パワー&ライト)
・NEER(ネクステラ・エナジー・リソーシズ)

FPLは1925年にフロリダ州の法律に基づいて設立された電力会社です。フロリダ州の東海岸を中心に約500万の顧客を持ちます。営業利益の約半分が住宅向け電力供給から、4割が商業オフィス向けです。使用している燃料源は主に天然ガス。原子力、石油も一部あります。原子力は4基保有。

NEERは1998年にデラウェア州の法律に基づいて設立されました。米国、カナダ、スペインを中心に電力を卸売りしています。再生可能エネルギーに焦点を当てており、エネルギー源の6割が風力、3割が原子力です。太陽光は1割弱。風力発電に力を入れていることがわかりますね。クリーンエネルギーを志向しています。

財務データを見てみましょう。

売上高はこの10年で横ばいで安定推移。公益企業らしいPLですね。グロスマージンは最近改善傾向で50%台。純利益も増加傾向ですが、ここ最近の増益は特殊要因です(後ほど簡単に説明します)。

FY18の売上高は167億ドルで前年比▲2.7%。クリーンエネルギーを管理しているNEP(Nextra Energy Patrners)という法人について、今まで連結対象に含めていたものをFY18から連結除外しています。これが約7億ドルの減収要因となりました。実質的には増収だったと見ています。ちなみに、NEPの損益は今後は持分法で取り込まれます。つまり、今回のNEP連結除外によって今後の売上高は減るけど、利益には影響しないことになります。

FY18の純利益は66億ドル。PL推移を見ると一目瞭然ですが、FY17とFY18は純利益が急増しています。ともに特殊要因です。FY17は税制改革に伴って20億ドルの特別利益を、FY18は組織再編(NEPの連結除外)によって約30億ドルの特別利益を計上しています。

営業CFは安定していますが、フリーCFはややボラティリティが高いですね。電力会社ですから常に一定の設備投資が必要になります。ネクステラエナジーは、電力会社の中ではフリーCFがかなり安定している方だと思います。

バランスシートについて。固定資産が9割以上で中身は電力施設等の有形固定資産。典型的な装置産業のBSです。自己資本比率は33%。ほどよく負債を活用しつつ財務は健全を維持しています。

増配率が想像より高いなと思いました。DPS(一株当たり配当)はこの10年で2.5倍に増えました。自社株買いは行っていないようです。

それにしても、過去30年の株主リターンは大変優秀ですね。

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