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【MS銘柄分析】モルガン・スタンレーはゴールドマンと肩を並べる名門投資銀行

   

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はモルガン・スタンレー(MS)をご紹介します。


  MS財務情報等

基本情報

会社名 モルガン・スタンレー
ティッカー MS
創業 1924年
上場 1986年
決算 12月
本社所在地 ニューヨーク州
従業員数 55,311
セクター 金融
S&P格付 BBB+
監査法人 Deloitte
ダウ30 ×
S&P100
S&P500
ナスダック100 ×
ラッセル1000

 

地域別売上高

事業構成

 

業績

 

株主還元

 

連続増配年数

3年

 

バリュエーション指標等(2017/9/23時点)

PER:13.8倍 最新情報はこちら

配当利回り:2.1% 最新情報はこちら

配当性向:29% 最新情報はこちら

 

感想

モルガンスタンレーはモルガン商会(現在のJPモルガン・チェース)の証券部門が分離してできた会社です。投資銀行業務、資産運用業務をグローバルで展開しています。

モルガン・スタンレーと言えば、いつもゴールドマン・サックスと比較される存在です。どちらも文句なしの名門投資銀行です。かつてはゴールドマンの方が時価総額がかなり大きかったですが、最近は両社の時価総額ほほぼ同じで900億ドル弱あります(2017年9月時点)。

モルスタがゴールドマンに迫ってきたのは、2008年のリーマンショック後の経営の巧拙の差が表れたものです。ゴールドマンは従来通り多数のトレーダーを雇用して自己勘定でトレーディング収入を稼ごうと試みましたが、結果としてあまりよい成績は上げていません。

モルスタは2013年にスミス・バーニー証券を買収し、トレーダーの数を削減してリスクを抑えた堅実な経営を続けてきました。モルスタはトレーディング部門よりもウェルスマネジメント部門(富裕層向けの資産運用)の安定化に注力し、収益基盤を固めてきました。モルスタの運用資産額は2.2兆ドルもあり、富裕層向け融資残高は740億ドルあり過去最高を記録しています。

モルスタの好調というより、ゴールドマンのトレーディング収入の不調が両社の時価総額を近づける要因になりました。ゴールドマンの2016年度のトレーディング収入は2013年度の半分ほどにまで下落しました。

そんな長年のライバルであるゴールドマンを追い抜こうとしているモルガン・スタンレーの財務諸表を見てみました。

売上高は近年は350億ドル程度です。リーマンショックがあったFY08は利益自体は黒字なものの、この時に三菱UFJフィナンシャルグループに支援を求め、資本提携しています。その後FY12に一時収益は悪化しているものの、順調に改善しています。

ROEは直近FY16末時点で8%です。FY17の現時点では9%まで上昇しており、ジェームズ・ゴーマンCEOはROE10%台を目指すと語っています。

配当はやはりリーマンショックで減配となり、その後4年間はDPS横ばいで推移しています。FY14から増配を始めています。今の好調な業績が続けば今後も増配は期待できると思います。

FY14以降は自社株買いにも積極的です。FY16は40億ドル近い自社株買いを実施しており、総還元性向は95%です。

モルガン・スタンレーの直近決算(2017年4月-6月)では、トレーディング収入がゴールドマンを上回る水準でした。投資銀行部門も好調で前年比28%増でした。

モルガン・スタンレーの時価総額がゴールドマン・サックスを抜く日が今年中に来るかもしれません。

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