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【MMM銘柄分析】3M(スリーエム)は50年超の連続増配記録を持つ優良コングロマリット

   

※2016年度データ更新済み
※記事更新(2017/12/4)

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はスリーエム(MMM)をご紹介します。


    スリーエム財務情報

基本情報

会社名 スリーエム
ティッカー MMM
創業 1902年
上場 1946年
決算 12月
本社所在地 ミネソタ州
従業員数 91,584
セクター 資本財・サービス
S&P格付 AA-
監査法人 PwC
ダウ30
S&P100
S&P500
ナスダック100 ×
ラッセル1000

 

地域別売上高

MMM地域別売上高

 

事業構成

MMM事業構成

 

業績

 

キャッシュフロー

 

株主還元

この記事を読むともっとこのグラフを理解できます!

※単位は「百万ドル」ではなく「ドル」の誤りでした。

 

連続増配年数

58年

 

バリュエーション指標等(2017/12/4時点)

PER:27.5倍 最新情報はこちら

配当利回り:1.9% 最新情報はこちら

配当性向:52% 最新情報はこちら

 

感想

スリーエムは、化学・電気素材技術を中核としたコングロマリットです。ポストイットを開発したことで有名ですが、ポストイットを含む消費財は複数ある事業の一つに過ぎません。2016年度から事業セグメントを変更しており、工業(Industry)、交通安全とグラフィック(Safety and Graphics)、ヘルスケア(Health Care)、電子機器とエネルギー(Electronics and Energy) 、消費財(Consumer)の5つの事業から構成されています。

「経営の選択と集中」と言われる中、スリーエムがこのような多角化経営に成功しているのは、数千件以上の特許を持っているからです。ただ特許を持っているだけなら、その特許の期限が切れたら収益は落ちます。しかし、スリーエムは過去の特許製品を応用して数多くの製品を開発し続けることで、高い収益性を保っています。製品種類は5万5千種以上もあります。

NYダウ30種構成銘柄にも名を連ねる米国を代表する企業の一つです。

スリーエムの過去10年分の財務データを確認しました。

売上高はFY11以降は300億ドル前後でほぼ横ばいです。FY15とFY16が減収となっているのはドル高の影響が大きいでしょう。米国外売上比率は60%あるのでドル高には弱いです。FY17は予想外にドル安が進んだので、増収が期待できそうです。グロスマージンは50%と高いです。

キャッシュフローはとても美しいです。毎年莫大なフリーキャッシュフローを稼いでいることが一目瞭然です。営業CFマージンは20%を超えています。

この多額のフリーCFはしっかり株主の元に還元されています。連続増配年数はなんと58年です。プロクター&ギャンブルの60年に匹敵します。配当性向52%で業績も好調が続いているので、今後の増配も期待できそうです。自社株買いの金額も莫大で、直近5年間で配当総額の2倍以上の自社株買いを行っています。その結果、総還元性向は毎年100%を超えています。

 

2017年スリーエムの株価はグングンと伸びており、12月4日現在株価は241ドルで配当利回りは1.9%です。年初は2.5%ほどの利回りがありましたが、あっという間にここまで上がってしまいました。資本財セクターで是非ポートフォリオに組み入れたい銘柄ですが、ここまで上がってしまうとなかなか手が出ません。。しかし、こういう超優良銘柄は、後から振り返ると多少割高感があっても買っておいた方が良いケースが多いです。

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