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女子がキュンとくる上司の言葉に納得できない

      2016/10/03

経理部で働いていますが、定期的に上司とのキャリア面談があります。
今の仕事には満足しているのか、悩みはないのか、将来のキャリアプランはどう考えているのか、などざっくばらんに話す場です。

ブラック企業なんて言葉が当たりまえに聞かれる昨今の日本社会において、このような従業員想いの制度がある会社で有難いと思います。
正直面倒だとも思いますが。

最近その面談があったばかりですが、特に私は将来のことをあまり深く考えていないので、「まあ今の仕事をしっかり頑張ります〜」、くらいに適当に終わらせました。
上司からは、これからはグローバル社会だから英語の勉強をして海外赴任を目指したほうがいいとか、CFOを目標に頑張ってみろとか言われるわけです。
経理・財務の仕事は好きですが、結構冷めているタイプの私は「そうですね〜、考えておきます。」ていう感じで適当に流したのですが。

面談を担当するような上長クラスは皆意識高くて偉いな〜、と思いますね。

今は株式投資によって資本家の立場になることが有利だと図らずも知ってしまいましたし、マルクスの資本論なんて知ってしまうと所詮平社員も部長も同じ労働者クラスとして資本家に搾取される立場にあるわけだし、そんなにしゃかりき頑張っても仕方ないんじゃない?、と絶対に上司には言えないことを心の中で思っていたりもします。


 女子がキュンとなるらしい言葉

最近はネットで恋愛、婚活関連のニュースやコラムを見ない日はありません。
ネットはクリックしてもらってなんぼなので、このような話題はクリックを稼げるのでしょう、皆関心があるということですね。

私も通勤電車の暇つぶしにたまに見ています。
この前新宿に向かう電車のなかでこんなコラムを見ました。
(後ろの人に見られた恥ずかしいなと余計なことを思いつつ、少しスマホを縦にして見てました。)
『女子が上司に言われて嬉しい言葉』
私は上司の立場ではないのですが、女性が言われて嬉しい言葉という意味では興味があります。

単に挨拶するだけでなく、「○○さん、おはよー」などと名前を呼び掛けて挨拶すると親近感が沸いて効果的とか。
ホンマかいなって感じですがね。

そのコラムの中にあった言葉。
「責任は全部俺がとるから、好きなようにやってごらん。」

責任は全部俺がとる、という言葉に女子は安心感を覚えるのですかね。
男なのでよく理解できませんが。

実はこの言葉、何度か上司に言われたことあります。
「このプロジェクト責任はすべて私がとるから、自分で考えて思うようにチャレンジしてみなさい」と。

言われて嫌な気分になることありませんし、上司側だって部下のモチベーションを上げようと良かれと思って言っているだとわかっています。
ただ、何か釈然としない気分になります。

この言葉を聞くと心の中で思ってしまいます、「本当にあなたが責任をとれるのですか?」と。

 リスクをとっているのは株主

日々の会社の業務を動かしているのは、経営者と従業員です。
工場の生産ライン、研究開発担当者、人事、SCM、経理など多くの従業員の頑張りによって、会社は成り立っています。

会社の運営に従業員は必須ですが、所詮従業員、雇われ労働者です。

労働者は会社の業績が良かろうが悪かろうが、毎月基本給という固定収入を会社から貰う立場です。業績に応じてボーナスが増えたり減ったりあるでしょうが、一定の固定給を貰っていることに変わりはありません。
仮に会社が大赤字を出しても従業員は基本給を貰う権利があります。
会社が赤字になった時、その経済的損失を一手に引き受けるのは株主です。
株価の下落という形で株主は損失を引き受けます。
それは仕方ありません。そのリスクを覚悟して株主になるわけです。

平社員も部長も執行役員も、会社に(株主に)雇われている労働者の立場であることに変わりはありません。
彼らは会社のビジネスリスクを負っていません。
会社が赤字になって潰れても、最後の給料貰って転職してしまえば後は知らないと言える立場です。あくまでも立場的には。

会社のビジネスリスクを負っているのは株主です。

 従業員はビジネスの責任を取れない立場

少し前、池井戸潤の小説がドラマ化され大変人気になりました。
あの半沢直樹です。
ああいうドラマを観ると銀行内の派閥争いや出世競争って大変そうだなと思いますよね。

でも、少し立ち止まって冷静に考えると、所詮企業内の労働者としての地位の争いに過ぎません。
仕事に失敗して出世街道から外れても、給料が上がらないでしょうが別にゼロになるわけではありません。
むしろ金融機関であれば、出世から外れても世間並以上の給与水準でしょう。

リストラまでされると収入がゼロになるので大きな痛手ですが、日本の会社で正社員として雇用されていれば、多少の仕事のミスで退職とすることは事実上不可能です。

経営者なら別ですが、従業員であれば会社のビジネスに対して責任をとるなんて、とりたくても取れないのです。
経済的なリスクを一番負っているのは株主です。
従業員はせいぜい懲罰的な左遷があるくらいであり、給料を貰い続けることができるのです。責任をとっているとは到底言えないと思います。

「責任はすべて俺がとるから、、、」という言葉は一見格好よく聞こえますが、本当に責任取れるのですか?、と言いたくなります。
もしミスをして会社に損害を与えたり、大口契約を取り逃したりしたら、損をするのは上司ではなく株主です。
上司は叱責され、異動になってしまう可能性がある程度でしょう。

「ミスしても会社のリスクはすべて株主と経営者にあるから、従業員であるお前は後は野となれ山となれの心境で好きなようにやってみろ」
というのが実情ではないでしょうか。

「責任はすべて俺がとるから、」という言葉は信用できず、好きではありません。
まあこれは私の屁理屈な面もあるかもしれませんが。
上司も良かれと思っての発言なのですから、そこは意味を汲み取って純粋に受け取るのが可愛い部下なのでしょうね。
こんなに屁理屈な部下で上司には大変申し訳なく思います(笑)。

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