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リーダーシップ型よりマネジメント型が好み

      2018/03/09

突然ですが、あなたはAタイプとBタイプどちらですか?

どうですか?

ちなみに、私はAタイプですね。迷うことなく即決でAです。

米国の革新的な企業の経営者はBタイプが多いですかね。故スティーブ・ジョブスとかジェフ・ベゾス氏なんかは完全にBですね。

これはリーダーのタイプを表しています。

A:マネジメント型
B:リーダーシップ型

もしかすると、B(リーダーシップ)型の方が優れたリーダーに思われるかもしれませんが、そんなことはありません。優劣はありません。どちらも大切な能力です。状況に応じてAとB、必要とされるタイプは異なります。

ざっくり言えば、Aタイプは安定期の企業のリーダー、Bタイプは変革期の企業のリーダーです。

グングン成長しているアマゾンを率いるのがBタイプのベゾス氏なのは納得ですね。ベゾス氏が圧倒的にBタイプの創業者だからアマゾンはここまで成長したとも言えます。というか、起業するような人はみなBタイプなのかもしれません。

 

長期投資対象として私が好んでいる企業はBタイプのリーダーを必要としない企業です。Aタイプのリーダーの方がうまく運営してくれるような企業。変革がなるべく必要とされない企業です。イノベーションという言葉とは縁が薄い企業。あまり新聞やニュースで話題にならない企業です。

Bタイプのリーダー要素を求められる企業はイノベーションが盛んです。イノベーションが起きてきたからこそ、今の私たちの豊かな生活があります。20年前のインターネット、10年前のスマホ、そしてこれからはAIやブロックチェーンなどが一大テーマになるでしょう。

こういった企業は一見すると将来有望(実際に有望なのですが)で投資対象としても魅力的に見えますが、長期的に見ると株主リターンは思ったより高くならない可能性があります。その理由は一言で言えば、株価が割高になりがちだからです。高値を掴まされるリスクが高いからです。

 

革新的な製品を作って大きな収入を得ることが出来れば、確かに投資家は儲かります。しかし、それはかなり初期から出資している一部の投資家に限られます。後発の投資家は思ったほど儲かりません。なぜなら、イノベーティブなアイディアや製品が生み出す高収益がすでに十分株価に織り込まれているからです。

ただ、実際は分かりません。高い投資家期待をさらに超えるほど成長する可能性もあるわけで、そうすれば後発の投資家もしっかり儲かります。ですが、投資家の期待は往々にして高くなりがちです。それと、グングン株価が伸びる成長企業のリターンに乗っかりたいと考える(乗っかる必要がある)機関投資家の買い注文も集まりやすいです。

実際の利益成長率が株式リターンを決めるわけではありません。大事なのは、投資家期待を超える利益成長(配当成長)を達成できるか否かです。10%で成長しても期待値が12%だったなら、投資家は満足いくリターンを得ることはできません。5%成長でも期待値が▲2%だったなら、投資家は十分なリターンを得ることができるはずです。

Bタイプ(リーダーシップ型)の企業が必ずしも割高になっているかと言えば、そう言うわけでもないですが、人間心理を考えるとその可能性が高いと思います。

Aタイプ(マネジメント型)の企業は、日々のオペレーションを淡々と回しているだけで革新的な製品やサービスは出てきません。だから利益成長は高くないです。でもマーケット期待も高くないです。いや、ここでも人間心理を考えると、マーケットは必要以上に悲観的なのかもしれません。そこにAタイプ企業の長期投資妙味があります。

結局、結果は未来にならないと分かりません(当たり前ですが)。20世紀後半、高い株主リターンをもたらした企業はAタイプ(マネジメント型)が多かったです。だからと言って、これからもそうだとは限りません。

限りませんが、私は21世紀もAタイプ(マネジメント型)の銘柄が長期ではBタイプ(リーダーシップ型)の銘柄をアウトパフォームするだろうと考えています。なぜなら、「革新的な技術を生み出す”イケてる企業”に投資した方が儲かるはずだ!」と考える人の心理は半世紀くらいじゃ変わらない思うからです。

 - 投資理論・哲学