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[KXI]はネスレなどグローバル生活必需品セクターに投資できる便利なETFだが長期投資には向かないかも

      2016/10/03

シーゲル教授によると、生活必需品セクターは年率13.36%(1957年~2003年)とS&P500平均を2%以上も上回りました。

これは盤石なブランド力を活かして食料、タバコ、石鹸、日用雑貨などの「生活必需品」を販売し続けることで、常に安定したキャッシュを稼ぎ株主利益に貢献してきたからです。

信用と信頼が生活必需品セクターの利益の源泉だったとシーゲル教授は言っています。

さらに、シーゲル教授は国内(アメリカ)だけでなくグローバルに投資することの重要性も強調しています。

米国企業:米国外企業 = 60 : 40が適当だと言っています。(ただし、これはアメリカ人投資家を前提としています。)

成長の罠を避けつつうまくグローバルに投資すべきだと言っています。

つまり、シーゲル教授の主張を信用するのであれば、グローバルな生活必需品セクターに投資することは極めて有効な投資戦略だと言えます。

生活必需品セクターにはネスレやブリティッシュ・アメリカン・タバコ、アンハイザー・ブッシュなど米国外にも多くの優良企業が存在します。

そんな、グローバル生活必需品セクターに投資できる便利なETFが存在します。

iシェアーズ・グローバル生活必需品 ETF(ティッカー:KXI) です。

KXIがどんなETFか紹介します。

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   KXI紹介

概要

生活必需品セクターのグローバル株式で構成される指数と同等の投資成果をあげることを目指しています。

 

投資国

KXI投資国

 

米国を中心に、英国、日本、欧州諸国と先進国全体に幅広く投資しています。

 

経費率

0.47%

正直言って安くはないです。

バンガードの生活必需品セクターETFの経費率は0.10%ですが、それと比べるとかなり割高には見えます。

これはグローバルに幅広く投資するためのコストだと言えるでしょう。

 

組入銘柄数

96銘柄

十分な銘柄数です。

そりゃS&P500ETFなどのインデックスファンドと比べたら少ない銘柄数ですが、分散投資によるリスク低減効果という意味では96は十分な数です。

問題なし。

 

上位構成銘柄

ティッカー 銘柄名 比率
NESN ネスレ 7.17%
PG プロクター&ギャンブル 6.54%
KO コカ・コーラ 4.73%
PM フィリップモリス 4.41%
PEP ペプシコ 4.33%
MO アルトリア・グループ 3.67%
BATS ブリティッシュ・アメリカン・タバコ 3.37%
WMT ウォルマート 3.07%
ABI アンハイザー・ブッシュ・インベブ 2.89%
CVS CVSヘルス 2.78%
UNA ユニリーバNV 2.31%
DGE ディアジオ 1.99%
WBA ウォルグリーンズ 1.96%
COST コストコホールセール 1.92%
MDLZ モンデリーズ・インターナショナル 1.91%
CL コルゲート・パルモリーブ 1.87%
RB レキットベンキーザー 1.86%
ULVR ユニリーバPLC 1.77%
SAB SABミラー 1.60%
KHC クラフト・ハインズ 1.48%
IMB インペリアル・ブランズ 1.48%
OR ロレアル 1.36%
BN ダノン 1.34%
KMB キンバリー・クラーク 1.31%
2914 日本たばこ産業 1.28%

上位10社構成割合:43%
上位25社構成割合:68%

スイスのネスレがトップ。これは生活必需品セクターETFの中でもKXIでないと保有できない銘柄です。キットカットが有名ですね。

以下米国の優良企業が続きます。P&G、コカ・コーラ、フィリップモリスと安定の黄金銘柄。

ブリティッシュ・アメリカン・タバコやアンハイザー・ブッシュも構成銘柄に含まれており、これらもKXIでないと保有できない米国外銘柄です。

25位(表の一番下)には我らがJTもいます!

 

売買回転率

3%

売買回転率が高いと手数料と税金が無駄に発生してしまう可能性が高いので、なるべく低いほうが望ましいです。

3%とは極めて低い回転率です。問題なし。

 

分配金利回り

2.0%

シーゲル教授は確かに生活必需品セクターが有望だと言いました。ですが、生活必需品セクターの企業であれば何でもかんでも長期投資対象にしていいわけではありません。

あくまでも、高配当利回りな成熟企業であることが重要です。

高配当な成熟企業を中心に構成されているETFかを判別するためには分配金利回りを見ます。

個人的な感覚で恐縮ですが、分配金利回りは2%台半ばは欲しいところです。

セクター特化ETFに高配当ETFと同程度の利回りを求めるのは酷なのですが、それでも2%台半ばは欲しいところ。

シーゲル教授一押しの生活必需品セクターだからと飛びついて、低配当の成長企業に投資してしまっては本末転倒です。

さて、KXIの分配金利回りは直近2.0%です。
うーん、ちょっと物足りない。

S&P500平均と同じくらいの利回りですね。

 

過去5年リターン

12.40%(配当込み)

MSCI ACWI(世界株式のインデックス)のリターン9.94%(配当込み)を大幅にアウトパフォームしています。

やはり生活必需品セクターが強いことがわかります。

 

まとめ

投資国 米国、英国、スイス、日本、ベルギー等
経費率 0.47%
銘柄数 96
売買回転率 3%
分配金利回り 2.0%
過去5年リターン 12.4%

   KXIの長期保有は微妙かな

KXIはネスレなどグローバルな生活必需品セクター優良企業に一括で投資できる、非常に便利で人気のETFですが、以下の2つの理由から長期投資にはやや不向きだと考えています。

①経費率が0.47%とやや高い
②分配金利回りが2.0%とやや低い

生活必需品セクターETFにはKXI以外に、XLPとVDCがあります。

参考記事
バンガード[VDC]は超低コストの生活必需品セクター優良ETF
[XLP]は生活必需品セクターの優良銘柄が詰まったシーゲル流優良ETFだ!

XLP・VDCは米国企業のみなのでネスレなど米国外企業も含めてグローバルには投資できないというデメリットがあります。

しかし、これはデメリットに見えるかもしれませんが、それほどデメリットではありません。なぜなら生活必需品セクターの大企業はグローバルでビジネスを展開しているからです。米国企業のみだから分散投資できていないという心配は不要だと思っています。

個人的には、KXIよりもVDCやXLPの方がおすすめです。

参考記事
生活必需品セクターETFを徹底比較 [VDC] vs [XLP] vs [KXI]

ですが、これはあくまでも素人個人投資家である私個人の意見に過ぎません。

シーゲル教授はグローバルに分散投資することを推奨していますし、KXIが優良ETFであることは間違いありません。

投資に対する考え方は人それぞれです。

私はKXIを長期投資対象とはしないという判断をしました。

あなたはどう考えますか?

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