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【K銘柄分析】ケロッグは世界最大のシリアルメーカー。「プリングルス」もあるよ!

   

※2017年12月期決算データ反映、BSデータ追加、コメント刷新(2018/3/16)

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はケロッグ(K)をご紹介します。


   ケロッグ財務情報

基本情報

会社名 ケロッグ
ティッカー K
創業 1906年
上場 1959年
決算 12月
本社所在地 ミシガン州
従業員数 37,369
セクター 生活必需品
S&P格付 BBB
監査法人 PwC
ダウ30 ×
S&P100 ×
S&P500
ナスダック100 ×
ラッセル1000

 

地域別売上高

米国内:約65%
米国外:約35%

 

セグメント別売上構成比

 

業績

 

キャッシュフロー

 

バランスシート

資産

負債純資産

 

株主還元

この記事を読むともっとこのグラフを理解できます!

 

連続増配年数

13年

 

バリュエーション指標等(2018/3/16時点)

PER:18.6倍 最新情報はこちら

配当利回り:3.2% 最新情報はこちら

配当性向:49% 最新情報はこちら

 

感想

ケロッグはシリアルとスナック菓子の大手メーカーです。朝食用シリアルを世界で初めて開発したのがケロッグです。冷凍食品事業も少しやっています。

シリアルでは世界トップの地位にあります。19世紀末にJ.H.ケロッグ博士という人が、療養者の食事のために栄養価が高くて食べやすい食品としてシリアルを開発しました。そのケロッグ博士の名前がそのまま会社名となっています。「フロステッド・フレークス」、「フルート・ループス」、「レーズン・ブラン」、「ポップタルト」などのブランドがあります。

私は毎朝、成城石井に立ち寄ってパンやおにぎりなどの朝食を買う習慣があるのですが、パンの陳列棚の横にケロッグのフルーツグラノーラやコーンフレークが置いてあるのを見ます。個人的にはあまり買わないですが。

ケロッグと言えばシリアルのイメージがあるかもしれませんが、スナック菓子も強いです。売上高はすでにシリアル等の朝食部門よりもスナック菓子部門の方が大きいです。2012年にはP&Gから「プリングルス」事業を買収しました。「プリングルス」好きです。残業の時よく食べます。ポテチ系では「チップスター」の次に「プリングルス」が好きです。

売上高こそスナック部門の割合が最も大きいですが、利益で見ると稼ぎ頭はやはりシリアル等の朝食部門です。この朝食部門(U.S. Morning Foods)の収益性が損なわれず維持できるか否かがケロッグへの長期投資を考える上でもっとも重視すべき点でしょう。朝食部門(U.S. Morning Foods)は売上高全体の2割を占める程度ですが、純利益の3割強を稼ぎ出しています。

ケロッグの過去10年分の財務データを見てみましょう。

売上高は120億ドル~140億ドルのレンジで横ばいです。創業100年以上の食品メーカーですし、成長は鈍化しています。FY15から売上が減少傾向ですが、これはドル高の影響と北米シリアル事業の不振の2つが大きいと見ています。

米国のスーパーマーケットでは、伝統的な加工食品を陳列するスペースを縮小しています。国民の健康志向を背景に加工済み食品への需要が減退し、出来合いのお惣菜などを需要が増えています。米国の消費者は多少値段が高くても、健康的な自然食品やオーガニック食品を手に取っているようです。

粗利率は35%~40%のレンジです。ゼネラルミルズ(GIS)と同程度です。

営業CF、フリーCFともに毎期安定してプラスです。長期ホールドに向いてそうなキャッシュフローです。営業CFマージンは13%弱とまあまあです。

バランスシートを見てましょう。資産のうち約8割が固定資産です。生産工場の簿価もありますが、過去の買収によって生じた「のれん」と「買収に伴う無形資産」が大半で、この2科目で総資産の50%を占めます。流動資産よりも流動負債の方が大きく、教科書的に言えば資金繰りが危ないBSに見えますが、ビジネスを回すための運転資本を最低限しか持たないようにしているためでしょう。本業が安定しているので資金繰りはギリギリを攻めても大丈夫でしょう。自己資本比率は13%(=負債比率87%)とそこそこレバレッジを掛けた経営ですが、これも本業が安定しているからこそできることです。

配当は素晴らしく毎期着実に増配を続けています。連続増配年数は13年となっていますが、これは2000年代初頭のITバブル崩壊時に配当据え置きにしたためで、過去も減配はしていません。自社株買いにも積極的ですし株主還元意識はさすが米国企業といった感じです。ここ5年間の総還元性向は150%ほどで利益以上のキャッシュを株主に返還しています。配当利回りは2018年3月現在3.2%あり高配当です。

食文化がそう簡単に変わるとは思いません。健康ブームという逆風はありますが、手軽に栄養価の高い食事を摂取できる加工食品への需要は堅調に推移すると思います。米国人の食事の時間は欧米人の約半分だそうです。

 - 米国株銘柄分析