トランプ大統領のパフォーマンス外交に振り回されますね。大方の予想通りと言えばそれまでかもしれませんが、結局中国への25%の追加関税は見送りに。ファーウェイへの禁輸措置も解除するそうな。インテルやマイクロンの株主はほっと一息付けそうですね。

改めて思いますが、タイミング投資なんて無理ですね。トランプ氏が大統領になって突然沸き起こった関税問題。それも発動したり取りやめたり。FRBの金融政策もほんの数カ月で180度変わるし。こういった政策の変化を事前に予想するのは先ず無理。

今振り返ると、昨年末の急落時にもっと買っておけばよかったな~と思います。今年5月にやや調整した時もですね。私は思い切って買えなかったです。特に昨年後半はかなりの勢いで資産が溶けていき、結構ビビってました。ついに下落局面に入ったか、リセッションかって。入金額も普段より控え目でした。結局反発したわけですが。

ハワード・マークス氏は「今は野球で言えば8回」などと言っているようだし。著名な投資家が色々と警鐘を鳴らしています。資産価格は上がり過ぎていると。

今がサイクルのどの辺に位置するのか、私にゃわかりません。PERは高めだし確かにピークには近いのかも。でも何だかんだですぐに株価は反発しますね。米国の経済指標はそれほど悪くないし、失業率も低い。経済は好調っぽい。まあ逆イールドになっていることを考えたら、サイクル終期にあると考えていたほうが安全なのでしょうね。マーケットに居続けることが大切ですから、保守的に構えておくに越したことはないと思います。

とにかく未来の相場のことはわからない。タイミング投資は難しいと昔は本で読んで知識として知っていたけど、最近は実体験としてそれをひしひしと感じています。昨年後半の急落時が投資チャンスだと睨んで資金を突っ込む勇気はありません。多分、これからもこの性格は変わりそうにないです。

あの時買っておけばよかった、って後悔することは多々あります。ただ悔やんでもしゃーない。機会コストがどうこうとか言い出したら、株式投資なんて機会コストだらけですよ。ビビッて売らずにホールドできただけで御の字。そう思うことにしよう。自分に投資の才能があるなんて全く思わないし。

今から4年ほど前20代後半の頃、シーゲル先生の『株式投資の未来』を読んで、フィリップモリスのような年率19%(ほぼバフェット並みでS&P500を遥かに超える)の投資リターンを夢見た時もありました。しかし、今は現実しか見えません。多額の含み損を抱える銘柄たちという現実が私の目の前にあります。アルトリア(▲68万円)、フィリップモリス(▲18万円)、シュルンベルジェ(▲36万円)、アッヴィ(▲15万円)、IBM(▲14万円)・・。

今含み損のこやつらも一応ブルーチップと呼ばれる銘柄だし、長期でも持てばそれなりのリターンにはなるのかな、わからんけど。アップルやファイザーといった好調な銘柄があるおかげで、ポートフォリオ全体としては含み損ではありません。配当加味すればもちろんプラス。分散投資様様や。ただ、そんな大きな利益ではないです。S&P500のリターンを余裕で下回っていると思います。

あまり高い期待を抱いてもダメやね。配当だけでいいや~くらいの気持ちでいるくらいが丁度よさそうです。今年の年間配当は税引き前で90万円くらいにはなりそうです。年90万円も不労収入があれば十分。本業の給与収入もあるわけだし。

あまりに高いバリュエーションにならない限り売らない。売らずにしっかりキャッシュマシーンたる優良株をホールドしておけば、長期ではそれなりに結果はついてくるはず。底値で買えなかったことを後悔しない。底値でビビッて売らなかっただけでよしとします。